
引っ越しの繁忙期はいつ?相場や閑散期との違い、安く抑えるためのコツをご紹介
引っ越しは時期によって費用変動があります。1年間で最も引っ越しの依頼が集中する繁忙期や、お得に引っ越しができるおすすめのタイミングなど、時期ごとの特徴をご紹介。あわせて、少しでも引っ越し費用を安く抑えるためのコツやポイントも伝授します。
目次
引っ越しの繁忙期はいつ?
引っ越しには繁忙期があるため、繁閑を把握して引っ越しのスケジュールを立てることにより、引っ越し費用を安く抑えることができます。まずは繁忙期と通常期について、それぞれのタイミングをみていきましょう。
繁忙期は3~4月
引っ越しの繁忙期は、進学、就職、転勤などで新生活をスタートする人が多い3~4月です。3~4月の限られたタイミングでしか引っ越しができない人がこの時期に集中するため、引っ越し費用の相場が通常期の1.5~2倍に跳ね上がるだけでなく、早めに申し込みをしないと、そもそも希望の日程での引っ越し予約が取れないこともあります。
3~4月の繁忙期のなかでも、特に3月下旬~4月初旬は1年で最も引っ越しが多くなるため、平日であっても予約が取りにくくなります。
通常期は5~2月
1年で最も引っ越しの依頼が増える3~4月に対して、引っ越しの件数が落ち着く5~2月は「通常期」と呼ばれます。
ただし、通常期のなかでも時期によって繁閑の差がないわけではなく、多くの人が休みを取りやすい大型連休付近は引っ越し依頼が増える傾向にあります。また、多くの企業が中間決算期を迎える9月も人事異動による引っ越しが増える時期。
反対に、梅雨にさしかかる6月や、正月休み明け以降の1月は人気がなく、引っ越し費用も下がる傾向にあります。
おすすめの引っ越し時期は5~7月と10月~12月

引っ越しのタイミングを選べる人におすすめの引っ越し時期は、5~7月と10~12月です。
ゴールデンウィーク後の5~7月は閑散期にあたり、荷物量やプランによって異なるものの、繁忙期に比べ3~4割ほど引っ越し費用を抑えることも可能になってきます。
また、この時期は3~4月の繁忙期が落ち着いた後のタイミングなので、不動産業者にもゆとりが生まれ、賃貸物件を探す際もていねいに対応してもらえます。とりわけ、ゴールデンウィーク以降、梅雨入り前のタイミングは、気候的にも引っ越しがしやすい時期といえるでしょう。
5~7月に加えて、9月の人事異動シーズンが過ぎた後の10~12月も引っ越しの閑散期にあたります。引っ越し費用の相場も落ち着き、特に11月から12月にかけては賃貸物件の供給数が増えるため、物件を探す時期としてもおすすめです。5~7月同様、10~12月もゆっくりと物件選びができますよ。
ただし、12月の引っ越しで気をつけたいのは、年末を避けること。12月は1年のなかでも特に引っ越し費用が下がる月のひとつですが、下旬になると引っ越し依頼が増えるため、費用の相場も上がります。したがって、12月に費用を抑えて引っ越しをしたい方は、上旬~中旬に引っ越しの計画を立てるといいでしょう。
特におすすめの時期は6月・11月・1月
おすすめの引っ越し時期は、5~7月と10~12月とお伝えしましたが、特におすすめの時期は、6月・11月・1月になります。6月は引っ越しの閑散期とも呼ばれており、ゴールデンウィークが終わり梅雨に入るため引っ越しには人気がなく、引っ越し件数も激減します。また11月・1月も同様に引っ越し件数が激減し、利用者を増やすために料金が安くなっていることが多いです。
このように引っ越し件数が少ない閑散期(6月・11月・1月)は、利用者を増やすために料金が割安になりやすいためおすすめです。
閑散期でも大型連休は避けたほうがよい
6月・11月・1月は閑散期とされることをお伝えしました。ですが閑散期の中でも例外的に、大型連休はまとまった休みで引っ越しを終えたいと考える人が増えるため、引っ越しの依頼も増えやすい傾向にあります。
引っ越し依頼が増えるということは、料金も必然的に高くなる傾向があります。また大型連休は、高速道路や普段は混まない道も渋滞することがありますので、タイムスケジュールを組むのも難しくなります。
ですので、閑散期の大型連休の引越しは避けた方がよいでしょう。
繁忙期・通常期の引っ越しの費用相場
続いて、気になる引っ越し費用の相場を具体的にみてみましょう。引っ越し費用はおもに時期と荷物量、移動距離によって変わってくるため、ご自身のパターンに近いものを参考にしてください。
繁忙期
繁忙期の3月~4月の引っ越し費用相場は、単身者(荷物小)の全平均が58,019円、4人家族の全平均が211,578円となっています。
単身 (荷物小) | 単身 (荷物大) | 2人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|---|
全体平均 | 平均 58,019円 | 平均 88,662円 | 平均 135,035円 | 平均 211,578円 |
~15km未満 | 平均 43,642円 | 平均 60,521円 | 平均 81,022円 | 平均 126,032円 |
~50km未満 | 平均 48,243円 | 平均 65,043円 | 平均 91,409円 | 平均 148,113円 |
~200km未満 | 平均 55,054円 | 平均 85,663円 | 平均 123,578円 | 平均 184,195円 |
~500km未満 | 平均 66,398円 | 平均 106,360円 | 平均 157,873円 | 平均 253,899円 |
500km以上 | 平均 76,757円 | 平均 125,725円 | 平均 221,295円 | 平均 315,651円 |
※出典:SUUMO引っ越し見積もり
通常期
一方、通常期の引っ越し費用の相場は、単身者(荷物小)の全平均が50,378円、4人家族の全平均が156,940円となっています。
以下の数字はあくまでも平均なので、次に紹介する引っ越し費用を安く抑えるコツを実践すれば、もっとお得に引っ越しができることもあります。
単身 (荷物小) | 単身 (荷物大) | 2人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|---|
全体平均 | 平均 50,378円 | 平均 70,892円 | 平均 100,906円 | 平均 156,940円 |
~15km未満 | 平均 37,444円 | 平均 50,044円 | 平均 67,179円 | 平均 101,880円 |
~50km未満 | 平均 39,866円 | 平均 51,507円 | 平均 72,921円 | 平均 121,713円 |
~200km未満 | 平均 48,465円 | 平均 66,298円 | 平均 88,919円 | 平均 137,267円 |
~500km未満 | 平均 57,057円 | 平均 84,501円 | 平均 115,345円 | 平均 183,004円 |
500km以上 | 平均 69,057円 | 平均 102,109円 | 平均 160,165円 | 平均 240,838円 |
※出典:SUUMO引っ越し見積もり
閑散期
「閑散期」は、繁忙期よりも安く引っ越しができます。
また値段交渉に応じてもらえることが多いため、交渉次第では一気に安くなる可能性もあります。
繁忙期と比べると閑散期の引っ越し費用はおよそ2割ほど安く抑えられるといわれています。
また、閑散期は引っ越し費用だけでなく家賃も安くなる可能性があります。閑散期は引っ越しする人が減るので、入居者を獲得するために繁忙期よりも家賃を下げている物件が増えます。
閑散期は引っ越しに関わる費用を安く抑えられるのでおすすめです。

引っ越しの料金を可能な限り安くするコツ

移動距離が同じでも、引っ越し費用はちょっとした条件や交渉しだいで大きく変動する余地があります。引っ越し費用を少しでも抑えたい方のために、引っ越しの料金を可能な限り安くするコツをご紹介しましょう。
複数の会社から相見積もりを取って比較する
引っ越しをする時期にかかわらず、複数の引っ越し業者に見積もりを依頼して料金を比較するのは、引っ越し費用を安く抑えるための大原則です。複数の引っ越し業者に見積もりを依頼することにより、引っ越し業者に「ライバルに負けないように安くしよう」という競争意識が生まれるからです。
「A社には5万円といわれました」など、競合他社の料金を提示することで、より安くしてもらうための交渉材料にもなります。「それなら、即決していただけるなら当社は45,000円でやります」など、より安いオファーを引き出せるかもしれません。
休日や祝日、月末月初を避ける
引っ越し費用を安く抑えるポイントのひとつが、世の中の多くの人が動かないタイミングを選ぶこと。
繁忙期、通常期にかかわらず、多くの人が動ける休日や祝日は引っ越しのニーズが増えるため、料金も高くなります。また、賃貸契約や人事異動の関係で、月末や月初も引っ越しが多くなりがちです。そのため、引っ越しの曜日や日付に融通がきく方は、月末月初を避けて、平日に引っ越しをすると費用を抑えることができます。
ただし例外もあり、繁忙期にあたる4月は中旬よりも月末のほうが引っ越し費用の相場が下がります。繁閑を把握して、賢く引っ越しの計画を立てましょう。
作業時間帯を指定しない
一般的に「早い時間帯に旧居からの搬出を済ませて、午後は新居でゆっくり荷ほどきをしたい」などの理由から、午前中の引っ越しに人気が集まります。特に、午前8~9時ごろは依頼が集中しやすく、同じ日であっても引っ越し費用が高くなりがちです。
反対に、作業時間帯を指定しない「フリー便」にすると、その他の条件によっては午前中を指定するより2~4割程度安くなることもあります。フリー便には「作業時間が前もってわからない」「引っ越し作業が夜遅くなる可能性がある」などのデメリットがありますが、スケジュールに余裕があり、少しでも安く引っ越しをしたい方にはおすすめです。
大安を避ける
縁起がいいとされる「大安」の日は、新生活の門出にふさわしいとして人気があり、通常期や閑散期でも引っ越しの依頼が増えやすい傾向にあります。
特に日柄を気にしないという方は、大安の日を避けて引っ越しの予定を組んだほうが、少しでも費用を安く抑えられる可能性が高くなります。一方、大安とは対照的に、縁起が良くないとされる「仏滅」の日は費用が安くなる傾向にあります。
不用品を処分する(荷物を減らす)
引っ越し費用を左右するおもな要素として、引っ越し日や移動距離のほかに荷物の量があります。当然のことながら、荷物の量が多ければ多いほど、引っ越し作業に時間がかかって人件費もかさみますし、荷物量が多いために大きなトラックを用意しなければならないとなると、さらに引っ越し費用が高くなります。
そこで、少しでも引っ越し費用を安くしたいなら、あらかじめ不用品を処分して荷物量を減らしておくのがベスト。「引っ越しは身の回りのものを整理するチャンス」と考え、できるだけ身軽にしてから動きたいものです。

引っ越し時のライフライン手続きはでんきガス.netを利用する
引っ越し費用は需要と供給のバランスによって決まるため、スケジュールに融通がきく方は、繁忙期や大型連休、土日祝を避けて計画を立てるだけでも、大幅に費用が下げられます。
また、3~4月の繁忙期に引っ越しをせざるを得ない場合でも、複数の業者から早めに相見積もりをとる、荷物量を減らすといった工夫をすることで、費用を抑えることができます。今回ご紹介したコツを実践して、少しでもお得な引っ越しを実現してください。
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