冷凍庫の電気代はいくら?節電方法や選び方のポイントも解説

コロナ禍で冷凍食品の需要が高まり、冷蔵庫とは別に冷凍庫を導入する「セカンド冷凍庫」を導入する家庭が増えました。

冷蔵庫とは別に、追加で冷凍庫の購入を考えている方は、冷凍庫にかかる電気代が気になる方もいるでしょう。

本記事では、冷凍庫の電気代や節電方法について詳しく解説しています。

冷凍庫の電気代や適切な冷凍庫の選び方を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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※掲載内容は2024年6月時点の情報です。

冷凍庫の1ヶ月の電気代は300円~1,000円程度

冷凍庫の1ヶ月の電気代は約300円~1,000円程度、年間だと約3,600円~12,000円程度かかります。

冷凍庫の1年間にかかる電気代は「年間消費電力量(kWh)×1kWhあたりの料金(円)」で計算が可能です。
なお、本記事の電気料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhで算出しています。

冷凍庫の電気代はサイズや消費電力によって異なるため、購入する前に年間消費電力量をよく確認しましょう。

次の章では容量別の冷凍庫の電気代について比較していますので、1つの目安として参考にしてください。

【容量別】冷凍庫の電気代を比較

ここからは、冷凍庫の容量別に電気代を比較していきます。容量別の冷凍庫の電気代は以下のとおりです。

冷凍庫の容量年間消費電力量参考商品1ヶ月の電気代1年間の電気代
31L111kWhアイリスオーヤマ 冷凍庫 31L 1ドアPF-A31FD-W286.8円3,441円
60L132kWhアイリスオーヤマ 冷凍庫 60L IUSD-6B-W341.0円4,092円
100L260kWhアイリスオーヤマ 冷凍庫PF-A100TD-W671.7円8,060円
175L282kWhアイリスオーヤマ 冷凍庫 175L IUSD-18A-W728.5円8,742円
274L316kWhアイリスオーヤマ 冷凍庫 274L IUSN-27A-B816.3円9,796円
300L380kWhSHRAP FC-S30D981.7円11,780円
※新電力料金目安単価1kWhあたり31円で算出しています。

冷凍庫の電気代を節約する方法7選

ここからは、冷凍庫の電気代の節電方法について紹介します。

冷凍庫の節電方法は以下の7つです。

  1. 電力会社やプランを見直す
  2. 冷凍庫内はできるだけものを詰め込む
  3. 冷凍庫の開閉時間を減らす
  4. 設定温度を適切にする
  5. 熱いものは冷ましてから入れる
  6. 壁から間隔をあけて設置する
  7. 省エネ性能の冷凍庫に買い換える

それぞれの節電方法について解説します。

電力会社やプランを見直す

冷凍庫だけではなく、電気代そのものを節約したいのであれば、電力会社や料金プランの切り替えを検討してみましょう。

電力自由化に伴い、新電力会社や大手電力会社が多様な料金プランを提供するようになりました。
電気を使う時間帯や使用量に合うプランを選ぶことで、今より電気代を節約できる可能性があります。

電力会社の切り替えや料金プランの見直しをご検討中の人は、でんきガス.net(0120-911-653)へご相談ください。
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冷凍庫内はできるだけものを詰め込む

冷凍庫の電気代を節約するなら、庫内にできるだけ食品を詰め込むようにしましょう。

冷凍庫は、ものを詰め込むことによって凍った食品が保冷材の役割を果たし、冷凍効率が上がることで節電につながります。

日本冷凍食品協会では、「冷凍庫内の冷凍食品は8~9割詰めた方がお互いに冷やし合い、節電につながる」と発表しています。

参考:一般社団法人 日本冷凍食品協会

もし冷凍庫に詰める食品がないときは、保冷材や氷を詰めて庫内の隙間を埋める方法がおすすめです。

冷凍庫の開閉時間を減らす

冷凍庫のムダな開閉時間を減らすと電気代を節約できます。

冷凍庫を開けると冷気が外に逃げてしまい、庫内の温度が上昇するため、再び庫内を冷やすために多くの電力を使います。
つまり、冷凍庫の開閉回数や開けている時間が長いほど電力を消費し、電気代がかかってしまうのです。

冷凍庫の電気代を節約したい方は、冷凍庫のドアの開閉は最小限に抑えましょう。
また、食品が取り出しやすいように庫内を整理することも大切です。

設定温度を適切にする

冷凍庫の設定温度を季節に合わせて変更すると、電気代を節約できます。

家庭用の冷凍庫の温度は、日本工業規格(JIS規格)で-18℃以下と定められています。

温度設定ができない冷凍庫の場合、部屋の室温に応じて設定を変更しましょう。
気温が低い冬は「弱」、気温が高い夏は「強」に設定すると電気代を節約できます。

冷凍庫の温度設定方法は機種によって異なるため、使用している冷凍庫の取扱説明書をよく確認してください。

熱いものは冷ましてから入れる

冷凍庫の電気代を節約するには、熱いものを冷ましてから冷凍庫に入れましょう。

熱いものをすぐに冷凍庫に入れてしまうと、庫内の温度が高くなり、温度を下げるために多くの電力を消費します。

また、熱い食品を冷凍庫に入れてしまうと、そばにある食材まで溶けてしまい、食品を傷める原因となってしまいます。

冷凍庫に食品を入れる際は、手で触れるくらいの温度まで冷ましましょう。

食品を冷ます時間がないときは、金属製のアルミに平らにしてから冷凍庫に入れると急速に冷やすことが可能です。

壁から間隔をあけて設置する

冷凍庫は熱を外に逃がして庫内を冷却しているため、設置するときは壁から間隔をあけて設置しましょう。

冷凍庫と壁の間隔が狭いと熱の放出の妨げになってしまい、庫内の冷却により多くの電力を消費します。

さらに、冷凍庫の冷却機能を保つには、冷凍庫の近くにコンロや家電を置かないことも重要です。

冷凍庫設置の際は、壁または家具から5㎝以上離して設置することが推奨されています。
冷凍庫を購入する前に、設置場所やサイズの確認をしておきましょう。

省エネ性能の冷凍庫に買い換える

長年使用している冷凍庫の電気代を節約したい方は、冷凍庫の買い替えがおすすめです。

冷凍庫の年間消費電力量は年々減少し、省エネ性能が高い冷凍庫も販売されるようになりました。

下記の表は、冷凍庫の容量別に2016年と2022年の年間消費電力量を比較したものです。

内容積別比較2016年2022年
年間消費電力量1年間の電気代年間消費電力量1年間の電気代
100L以下223kWh6,913円183kWh5,673円
101~150L335kWh10,385円328kWh10,168円
151~200L423kWh13,113円308kWh9,548円
201~250L371kWh11,501円301kWh9,331円
301L以上547kWh16,957円506kWh15,686円
参考:省エネ性能カタログ2023

※新電力料金目安単価1kWhあたり31円で算出しています。

一番消費電力量が減少しているのは151L~200Lの冷凍庫で、2016年と2022年の電気代を比較すると年間3,565円の節約が可能です。

省エネ性能が高い冷凍庫なら電気代をより節約できるため、冷凍庫の買い替えも検討してみてください。

冷凍庫選びのポイント

ここからは、電気代を節約するための冷凍庫選びのポイントについて解説します。

冷凍庫を選ぶ際は、以下の5つの項目をチェックしましょう。

  1. 容量
  2. 冷却方式
  3. 開閉方式
  4. 仕切り数
  5. 年間消費電力量

冷凍庫の容量

冷凍庫にはさまざまなサイズや容量があり、ご家庭の使用目的によって適切な冷凍庫を選ぶ必要があります。

一般的に、冷凍庫の容量の目安は以下のとおりです。

【冷凍庫のタイプ】人数の目安容量
【小型タイプ】1人用31L~50L
【中型タイプ】2人用60L~80L
【大型タイプ】3人家族以上100L~300L

31Lの冷凍庫は、ビジネスホテルの小型冷凍庫ぐらいのコンパクトなサイズ感で、置き場所を選ぶことなく利用できます。

60L~80Lの冷凍庫は、冷蔵庫の冷凍室では容量が足りないときのセカンド冷凍庫として使用するのに向いているでしょう。

100L以上の冷凍庫は、まとめ買いした冷凍食品を大量に保存したい場合や、世帯数が多い家族向けの大型冷凍庫です。

容量が大きくなるほど冷凍庫のサイズも大型化するため、サイズや置き場所をよく確認しましょう。

冷凍庫の冷却方式

家庭用冷凍庫の冷却方式は「直冷式」と「ファン式」の2種類あります。

冷却方式の特徴は以下のとおりです。

冷却方式冷却方法特徴
直冷式冷却器が庫内にあり、食品を直接冷やす・冷却能力が高く、食品を素早く冷やせる
・霜がつきやすい
ファン式冷却器が庫外にあり、ファンから拡散した冷気で冷やす・庫内のヒーターが自動で霜取りしてくれる
・直冷式より電気代が高く、高価なモデルが多い

直冷式の冷凍庫は小型~中型の冷凍庫に多い冷却方式で、商品価格が安いものが多く、消費電力も少ないため電気代が安いです。
ただし、霜がつきやすいため、定期的に霜取りが必要になります。

ファン式の冷凍庫は大型冷凍庫に多く、自動霜取り機能があるので、霜取りが面倒と感じる方に人気があります。
しかし、直冷式よりも電気代と本体価格が高くなってしまうことから、節電したい方には向きません。

もし冷凍庫の電気代を抑えたいという方は、直冷式の冷凍庫を選びましょう。

冷凍庫の開閉方式

家庭用冷凍庫の開閉方式には「チェスト式」「引き出し式」「前開き式」の3種類あります。

それぞれの特徴を下記の表にまとめました。

開閉方式開閉方法特徴
チェスト式(上開き式)扉を上に開ける・冷気が逃げにくく、消費電力が少ない
・前方にスペースがなくても開閉できる
・底にある食品が取り出しにくい
引き出し式扉を引き出して開ける・食品が取り出しやすい
・食品ごとに整理できる
・前方にドアを引き出すスペースが必要
前開き式扉を手前に開ける・庫内全体を把握しやすい
・食品の整理がしやすい
・前方にドアを開けるスペースが必要

冷凍庫を購入する際は、利用目的や設置スペースに合わせた開閉方式を選びましょう。

冷凍庫の仕切り数

冷凍庫を選ぶポイントとして、仕切り数を確認することも重要です。

冷凍庫に仕切りが多いほど良さそうに思えますが、仕切りが多すぎると冷却効率が下がってしまいます。

食材や用途によって冷凍庫を整理したい方は、購入前に必要な仕切り数をよく考えてから購入することをおすすめします。

年間消費電力量

冷凍庫の年間消費電力は、容量やメーカーによって大きく異なります。

冷凍庫の電気代をできるだけ節約したい方は、年間消費電力量を必ず確認しましょう。

経済産業省が発行している2023年の省エネ性能カタログを参考に、容量別の年間消費電力量の目安を下記の表にまとめました。

年間消費電力量1ヶ月の電気代1年間の電気代
100L以下183kWh472.75円5,673円
101~150L328kWh847.3円10,168円
151~200L308kWh795.7円9,548円
201~250L301kWh777.58円9,331円
301L以上506kWh1,307.17円15,686円
参考:省エネ性能カタログ2023

※新電力料金目安単価1kWhあたり31円で算出しています。

上記の表を見ると、容量が大きくなるほど電気代が高くなると一概には言えません。

とくに、100L~300Lの冷凍庫を選ぶ際は消費電力量が大きくなるため、設置場所や利用目的に応じて冷凍庫を選ぶと良いでしょう。

冷凍庫の電気代に関するよくある質問

最後に、冷凍庫の電気代に関するよくある質問を回答とともにいくつか紹介します。

冷凍庫の1ヶ月にかかる電気代は?

冷凍庫の1ヶ月にかかる電気代の目安は約300円~1,000円です。

冷凍庫の電気代は、容量やメーカーによって異なります。
容量別の冷凍庫の電気代を知りたい方は、「【容量別】冷凍庫の電気代を比較」を参考にしてください。

セカンド冷凍庫の電気代は高い?

セカンド冷凍庫を設置する場合、1ヶ月で約300円~1,000円の電気代がかかります。
容量別だと、100L以下の冷凍庫は比較的電気代が安く、100L以上になると消費電力量も大きくなって電気代も高くなります。

小型冷凍庫の電気代は安い?

小型冷凍庫31Lの場合、1年間にかかる電気代は3,441円です。
66Lの小型冷蔵庫の1年にかかる電気代は2,759円なので、小型冷凍庫と冷蔵庫を比較した場合、小型冷蔵庫の方が電気代が高くなります。
参考:アイリスオーヤマ 冷蔵庫 66L IRSN-7A-W

冷凍庫の中身はたくさん入れた方が電気代が安い?

冷凍庫の中身はたくさん詰め込んだ方が電気代を安く抑えられます。

冷蔵庫と冷凍庫では、食品の詰め込み方で節電方法が異なります。
日本冷凍食品協会によると、冷蔵庫内は空間をあけ、冷凍庫内は隙間を空けない方が節電できるとのことです。
冷蔵庫の場合、ものを詰め込みすぎると冷気が循環しにくくなるため、7~8割に抑えて隙間をつくることで節電につながります。

しかし、冷凍庫の場合は食品が保冷剤の役割を果たすため、8~9割使用した方が冷凍効率が上がり、電気代の節約が可能です。

電力会社の切り替えはでんきガス.netがおすすめ

今回は、冷凍庫の電気代や節電方法について紹介しました。

冷凍庫の電気代を節約する方法は複数ありますが、最も手軽かつ費用をかけずに行えるのは電力会社や料金プランの見直しです。

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さらに電力会社や料金プランの見直しは、一度行うと節約効果がずっと続きます。

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