
引っ越し時の水道の手続き(使用停止・開始)方法。いつまでにすればいい?停止を忘れたらどうなる?
引っ越しにあたって不可欠なのがライフラインの手続き。水道の使用停止・使用開始の手続きもそのひとつです。
引っ越し前に水道の手続きを正しく行わないと、新居に引っ越してからすぐに水道が使えなかったり、引っ越し後も旧居の水道料金が発生し続けてしまったりすることもあります。
「しまった!」を防ぎ、新生活をスムーズに始めるためにも、水道の使用停止・使用開始の手続きの方法や当日の立ち会いの有無など、引っ越しにまつわる水道の手続きを一挙にご紹介します。
<電気とガスの手続き>
受付窓口 | 電気ガス開始受付センター |
---|---|
電話番号 | 0120-911-653 |
受付時間 | 8:00~20:45(年末年始を除く)
※Webは24時間受付 |
引っ越し時の水道の停止手続き方法
引っ越しにあたっては、基本的に旧居の水道を止める「使用停止」の手続きと、新居の水道を使うための「使用開始」の手続きの両方が必要となります。引っ越しに伴って現在の住まいの水道を止めたい場合は、電話やインターネットなどで管轄の水道局に「使用停止」の申し込みを行います。
停止するのに必要な情報
水道の「使用停止」の手続きにあたっては、一般的に①お客さま番号、②契約者の氏名、③現住所、④水道の使用停止日、⑤引っ越し先の住所などの情報が必要になります。
お客さま番号は水道の検針票や領収書などに記載されています。わからない場合は電話で管轄の水道局に問い合わせましょう。
同じ水道局エリア内で引っ越す場合
管轄の水道局は居住エリアによって異なります。市内での引っ越しなど、同じ水道局が管轄するエリア内での引っ越しであれば、現在契約している水道局に、旧居の水道の「使用停止」と、新居の水道の「使用開始」の申し込みを同時に行うことができます。
インターネット
最近では、多くの水道局でインターネットからの使用停止の申し込みを受け付けています。電話は受付時間が限られていることに加え、受付時間内でも混みあっていてつながりにくいことがありますが、インターネットなら24時間365日、自分のペースで手続きができて便利です。
使用停止日が迫っているとインターネットからの申し込みができない場合があるため、引っ越しの1週間前までを目途に、早めに使用停止の申し込みを行いましょう。
電話
水道の使用停止は電話による申し込みも一般的です。電話はインターネットと違って受付時間や曜日に制限があるのが難点ですが、こちらからオペレーターに質問ができる点や自分で住所等の入力をしなくて済むのがメリットといえます。スマホやPCでの文字入力が面倒な方は、電話による申し込みも検討してみるといいでしょう。
例えば東京都水道局の場合、日曜日と祝日を除く8:00~20:00のあいだで電話による水道の使用停止の申し込みを受け付けています。祝日明けの平日、月曜の午前中などは混雑しやすいため、できるだけ混雑する曜日や時間帯を避けて電話するのがおすすめです。
FAX
水道局によっては、FAXによる使用停止の申し込みも可能です。FAXによる使用停止の申し込みができる場合は、水道局のWebサイトにFAX用の使用中止届が掲載されています。
FAXで使用中止の手続きをしたい場合、まず所定の使用中止届をダウンロードし、パソコンで記入した後印刷するか、ダウンロードした使用中止届を印刷し、手書きで必要事項を記入します。記入が完了したら、管轄の水道局のFAX番号宛に使用中止届を送信します。
各水道局の連絡先一覧
地域 | 連絡先 | 受付時間 |
---|---|---|
東京都 | 23区内 03-5326-1100 | 8:30〜20:00 ※日・祝日を除く |
東京都 | 多摩地区26市町(武蔵野市、昭島市、羽村市、檜原村を除く) 〇携帯電話、PHS、その他の電話から 0142-548-5100 0570-091-100(ナビダイヤル) | 8:30〜20:00 ※日・祝日を除く |
神奈川県川崎市 | 上下水道局お客さまセンター 044-200-3548 | 8:30〜20:00 ※日・祝日を除く |
神奈川県横浜市 | 水道局お客さまサービスセンター 045-847-6262 | 24時間365日 いつでも受付 |
大阪府大阪市 | お客さまセンター 06-6458-1132 | 8:00~20:00(月~金) 9:00~17:00(土) 9:00~17:00(12月29日・30日) ※12月31日から1月3日を除く ※3月と4月のみ日・祝日も受付 (9:00~17:00) |
兵庫県神戸市 | 水道局お客さま受付センター 078-797-5555 | 9:00〜17:15(月~金) ※土日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)を除く ※2月中旬〜4月中旬の土曜日(祝日除く)は 平日と同じ時間帯営業 |
異なる水道局エリアへ引っ越す場合
現在の住まいと管轄の水道局が異なるエリアに引っ越す場合、まず旧居を管轄する水道局に「使用停止」の申し込みを行います。例えば現在東京都23区内に住んでいる場合は、東京都水道局に使用停止の申し込みをすることになります。
なお、新居で水道を使うためには、新居を管轄する水道局に、別途「使用開始」の申し込みをする必要があります。水道や電気、ガスなどのライフラインは「使用停止」と「使用開始」の手続きがセットになると覚えておいてください。
手続きは引っ越しの1~2週間前までに行う
水道の使用停止の手続きは、引っ越し日の1~2週間前までに行うのが一般的です。引っ越し前のドタバタで忘れてしまわないためにも、余裕を持って手続きを行うといいでしょう。
東京都水道局の場合は、原則として引っ越しの3〜4日前までに使用停止の手続きを行うことになっています。また、インターネットでの使用停止の申し込みが可能な水道局でも、引っ越し日の直前になるとインターネットでの手続きができない場合もあります。その際は、電話で使用停止の申し込みを行います。
水道料金の精算方法は?月の途中で使用停止するとどうなる?
前回検針日から使用停止日(引っ越し日)までの水道料金の精算方法は、一般に①口座振替、②クレジットカード払い、③引っ越し当日の集金、④請求書払い(新居に請求書を送ってもらい、郵便局やコンビニで支払う)などがあります。
現在、口座振替・クレジットカード払いを利用していて、最終料金も同じ方法で精算する場合、その旨を水道局に伝えればその後は特に何もする必要はありません。
水道料金は使用量に応じて課金される「従量料金」と、水を使わなくても発生する「基本料金(月額)」から成り立っています。したがって、月の途中で使用を停止した場合、「従量料金+基本料金の日割り」が最終料金として請求されることになります。
当日の立ち会いは必要?
原則として、水道の使用停止に立ち会いは必要ありません。ただし、水道メーターがある場所に自由に立ち入りができないオートロックの集合住宅の場合は、立ち会いが必要になるケースもあります。
また、最終料金の精算に「集金」を選んだ場合は、係員が集金に来る際に対応できるように引っ越しの段取りを組む必要があります。

引っ越しのときの水道の始め方

続いて、新居で水道を使うための「使用開始」の手続きについて解説します。水道の使用開始は、事前の手続きが必要な場合と引っ越し後の手続きでよい場合があります。地域や物件によって状況が異なるため、事前の申し込みが必要か不動産会社等に確認してください。
用意する情報
新居で水道を使うための「使用開始」の申し込みに必要な情報は、①契約者の氏名、②新居の住所、③使用開始日、④支払い方法などです。
引っ越しによって管轄の水道局が変わる場合に口座振替やクレジットカード払いを希望する際は、新居を管轄する水道局に口座情報/クレジットカード情報の提出が必要になります。賃貸物件などで新居に「水道使用開始申込書」が準備されている場合は、申込書の記入例にしたがって必要事項を埋めていきましょう。
手続きは引っ越しの3~4日前までに行う
水道の使用開始の手続きは、遅くとも引っ越し日の3~4日前までには行うようにしましょう。
トイレや手洗い、お風呂など、水は日々の生活になくてはならないものです。事前の使用開始の手続きがなくても水道が使えることが多いものの、地域によっては使用開始の申し込みをしていないと水が出ないこともあります。引っ越し後に困らないためにも、時間に余裕を持って使用開始の手続きを行うことが大切です。
ただし地域や物件によっては、引っ越した後に新居に設置されている「水道使用開始申込書」に必要事項を記入して送ればいい場合もあり、必ずしも引っ越し前に使用開始の手続きが必要とは限りません。
当日の立ち会いは必要?
使用停止同様、原則として水道の使用開始にあたって立ち会いは必要ありません。基本的には、新居の蛇口をひねれば水が使えるようになっています。
使用開始の申し込みが済んでいるのに水が出ない場合は、水道メーター手前にあるバルブ(水止め栓)が閉まっている可能性が。その場合、水止め栓を反時計周りにいっぱいに回せば水が出るようになりますが、バルブの位置や開け方がわからないときは管轄の水道局に連絡しましょう。
水道の開栓は土日でもできる?
ほとんどの地域では、土日でも水道の開栓が可能です。ただし一部の地域では、土日の開栓ができないことがあります。その場合は、引っ越し日直前の平日に開栓してもらうといいでしょう。水道の開栓には立ち会いが必要ないため、自身の都合に関係なく作業をしてもらうことができます。
引っ越し後も、同じ支払い方法を継続できる?
同じ水道局が管轄するエリア内での引っ越しの場合は、クレジットカード情報や口座情報を改めて提出することなく、同じ支払い方法を継続できます。
一方、引っ越しによって管轄する水道局が変わる場合は、新居を管轄する水道局に口座振替の申し込みやクレジットカード払いの申し込みを行う必要があります。
また、管轄する水道局が変わると、以前の水道局が対応していた支払い方法が利用できないこともあります。新居を管轄する水道局が対応している支払い方法を確認したうえで手続きを行いましょう。
水道の引っ越し手続きでよくある質問 Q&A
水道の引っ越し手続きでよくある質問をまとめました。
もし停止手続きを忘れて、引っ越してしまったら?
水道料金は、使用量に応じて課金される「従量料金」と、使用量にかかわらず毎月発生する「基本料金」からなっています。水道を使用しなければ「従量料金」はかかりませんが、「基本料金」は契約している限り、水道の使用量がゼロでも発生します。
そのため、使用停止の手続きを忘れてしまうと、引っ越した後も旧居の水道の基本料金を請求されてしまう可能性があります。余計な出費を防ぐためにも、使用停止の手続きを忘れていることに気付いたら、できるだけ早く旧居を管轄する水道局に電話をしてください。
水道停止後に使用できる?
使用停止後も蛇口をひねれば水が出るため、水道を使うことができます。とはいえ、追加料金がかからないか気になるところですよね。実は、メーターが回らない程度の少量の使用であれば、使用停止後に水道を使っても追加の料金はかかりません。
例えば東京都水道局の場合、1立方メートル(1000リットル)以内の使用であればメーターが回らないため、ちょっと手を洗ったり、トイレを数回使ったりしただけで追加料金を請求されることはありません。
手続きが当日になってしまったら?
水道の開始手続きが当日になってしまっても、入居後すぐ使用できる場合が多いです。すぐ連絡すれば問題ありません。
ただし、旧居での解約手続きを忘れた場合は、引っ越した後でも水道の基本料金を請求されてしまう可能性があります。気づいたらすぐに解約手続きを済ませましょう。

引っ越し時のライフライン手続きはでんきガス.netを利用する

毎日当たり前のように使っている水。だからこそ、引っ越し後すぐ新居で水が使えなかったらとても困りますよね。そのようなことのないよう、また、本来払う必要のないお金を払う羽目にならないためにも、水道の使用停止・使用開始の連絡は確実に行いましょう。
また、電気やガスなどの手続きはもうされましたか?
面倒な電気やガス・インターネットの手続きにはでんきガス.net(0120-911-653)がおすすめです。でんきガス.netは、ライフライン手続きを一括手配できるので、手続きが電話一本で完了します。引越しの負担を軽くしたい方はぜひ利用してみてくださいね。
受付窓口 | でんきガス.net |
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電話番号 | 0120-911-653 |
受付時間 | 8:00~20:45(年末年始を除く)
※Web受付は24時間受付 |
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でんきガス.netって?電気やガスの面倒な手続きを無料手配してくれるって本当?