
再生可能エネルギーの浸透度に関する調査
LIVIKA編集部は、再生可能エネルギーの浸透度や満足度に関するアンケート調査を行いました。
【調査概要】
調査対象:全国の男女
調査方法:インターネット調査法
調査実施者:LIVIKA編集部(自社調査)
調査期間:2023/11/7~2024/02/15
回答者数:100人
目次
再エネ推進の日本。しかし、約8割が”利用なし”と回答

再生可能エネルギー由来の電気の利用経験を調査したところ、8割以上が「利用したことがない」という結果になりました。
再エネ利用のきっかけ 一位”環境への配慮”(45.5%)

再生可能エネルギーを利用したことがあると回答された方に、きっかけについて調査しました。その結果、45.5%の方が「環境配慮に興味があったから」と回答しており、環境への配慮が広まりつつあることが分かりました。
再エネユーザー 94%が満足と回答

再生可能エネルギー由来の電気の満足度を調査したところ、94%がポジティブ(満足・やや満足)な回答結果となりました。
再エネ普及に光明。約8割を超える潜在ニーズあり。

また、将来的に「再生可能エネルギー由来の電気を利用してみたいと思いますか」という問いに対して、82.6%と全体の8割が利用したいと回答されました。
再エネルギーを利用していない理由 第一位「供給している電力会社を知らない」(28.1%)

再生可能エネルギー由来の電気を利用していない理由について調査したところ、28.1%の方が「再生可能エネルギー由来の電気を供給している電力会社を知らないから」と回答し、26.9%の方が「通常の電気よりも高そうだから」と回答しました。
これにより、再生可能エネルギー由来の電気に関する情報が適切に届けられていないことが、全体の半数を占める結果から明らかとなりました。
再エネを検討するのにほしい施策 第一位「キャンペーン」(33.5%)

「お得な電気料金が提供されるキャンペーン」や「補助金などの助成策」など電気代がお得になるのであれば再生可能エネルギーを利用したいというユーザーが多いようです。
この結果から、再生可能エネルギー電気の普及において、情報発信だけではなく、実際の商品としての競争力を持つことが必要であることが明らかになりました。
まとめ
再生可能エネルギー由来の電気を利用しているユーザーはいまだ少なく、利用の主なきっかけは「環境への配慮」でした。実際のユーザーからは高い満足度が確認され、将来の利用意向も高いことが明らかとなりました。
一方で、利用経験のない方に対して調査したところ、知識不足や価格への懸念が再生可能エネルギーの利用を避ける理由となっています。この課題に対処するためには、適切な情報の提供やキャンペーン、補助金をはじめとした助成策が必要であることが調査結果から分かります。
これらが再生可能エネルギーの利用を促進するきっかけとなり、エネルギーの持続可能な未来に貢献できる可能性があります。