
引っ越し準備はいつから始めるべき?手続きや荷造りを始める時期を解説
引っ越しがはじめての人や引っ越し慣れしていない人は、「引っ越し準備っていつから始めればいいの?」と疑問や不安だらけではないでしょうか。
引っ越し前はさまざまな手続きや荷造りなど、やるべきことが盛りだくさん。だからこそ、最初にやらなければならないことの全体像を把握し、計画を立てることが大切です。
そこで、引っ越し準備を始めるべきタイミングや、引っ越しにあたって必要な手続きなどを解説。どのタイミングでどのような準備が必要か、全体の流れをつかんでください。
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引っ越しやることリスト!荷造りから役所の手続きなど準備から引っ越し後までを時系列で解説!
目次
引っ越し準備はいつからやるべき?
まずは「一人暮らしの場合」「家族での引っ越しの場合」のパターンに分けて、引っ越し準備を始めるタイミングを解説します。
一人暮らしの場合
一人暮らしの場合、多くの人が2週間前~1ヵ月前に引っ越し準備を始めます。一人暮らしの場合、ものが少ないため家族での引っ越しに比べて準備期間が短い傾向にありますが、引っ越し準備にはさまざまな手続きもあるため、一人暮らしだからといってあまりのんびりと構えるのは考えもの。遅くとも2週間前には引っ越し準備をスタートしておきたいところです。
また、賃貸物件に住んでいる場合は、現在の住まいの退去連絡を行うタイミングに注意が必要です。多くの物件では1ヵ月前までに退去の連絡をしなければならないと定められており、この場合は退去日まで1ヵ月を切ってから連絡すると、連絡した日から1ヵ月間の家賃を払わなければなりません。物件によっては2ヵ月前に退去連絡が必要な場合もあるため、余裕を持って退去の連絡をするようにしましょう。
家族での引っ越しの場合
一方、家族での引っ越しの場合は、多くの人が1ヵ月以上前から引っ越し準備をスタートしています。
家族での引っ越しの場合、一人暮らしに比べて圧倒的にものが多いため、荷造りに時間がかかるのはもちろんのこと、お子さんがいる場合は子どもの転園手続き・転校手続きなど、追加の手続きが必要になってくることがあります。
一戸建てに住んでいてものが多い場合や、引っ越し前に不用品の処分などを考えている場合、仕事が忙しくて少しずつしか準備が進められない場合などは、2ヵ月ほど前から準備を始めるようにするといいでしょう。
引っ越し時に必要な手続きと荷造りを始める時期

引っ越し前はさまざまな準備が必要ですが、引っ越し準備のなかには手続きの期限が決まっているものや、早めの行動が大事になってくるものもあります。
現在住んでいる賃貸物件の退去連絡や不用品の処分、ライフラインの手続きなど、早めに対応しておかないと余計な費用が発生してしまう手続きや、遅れると計画通りに引っ越しが進められなくなってしまうような準備は、特に余裕を持って済ませましょう。
物件関連の手続き
賃貸物件から賃貸物件に引っ越す場合、新居の契約手続きと現在の住まいの退去手続きを並行して進める必要があります。
新居の契約手続き
新居の契約手続きはまず家探しから始まるため、特に時間がかかります。余裕を持って引っ越し準備を進めたい人は、引っ越しの1~2ヵ月前から新居探しを始めるといいでしょう。
一般的な新居の契約手続きの流れは以下の通りです。
①不動産業者に問い合わせ、条件に合った複数の候補物件を内見し、比較検討する
②契約したい物件が見つかったら、不動産業者に契約の申し込みをする
③必要書類(身分証明書、所得証明書など)を提出し、入居審査を受ける
④入居審査に通過したら正式に賃貸契約を結び、初期費用を入金する
旧居の退去手続き
退去日が決まったら、所定の方法で管理会社または大家さんに退去の連絡をします。物件によって退去連絡の方法は異なりますが、一旦電話などで退去の意向を伝えた後、改めて「解約通知書」などの書類を郵送するケースが多いです。
賃貸物件の退去連絡には「1ヵ月前」「2ヵ月前」など、期限が設けられており、期限を過ぎてから連絡すると、引っ越し後も旧居の家賃を払う羽目になってしまいます。余計な出費を防ぐためにも、早めに賃貸契約書などで退去連絡の期限を確認しておきましょう。
役所や学校関連の手続き
引っ越しに伴う役所や学校関連の手続きのなかには、引っ越し前に済ませておかなければならないものもあります。特に異なる市区町村に引っ越す場合は、引っ越し前と引越し後、それぞれで役所手続きが必要となります。
引っ越しをしてから手続きを忘れていたことに気づいた場合、旧住所地を管轄する役所に行って手続きをするのは面倒なので、引っ越し前にしておくべき手続きは引っ越しの1~2週間前を目途に、確実に済ませておきましょう。
また、引っ越しによってお子さんの転校や転園が発生する場合は、それに関連する準備や手続きにも早めに取りかかりたいものです。
引っ越し前に行う役所手続きは「転出」の手続きと一緒に、引っ越し後に行う役所手続きは「転入」または「転居」の手続きとあわせて行うと、引っ越し準備がスムーズに進みますよ。
<引っ越し前に行う手続きと対応時期の目安>
- 転出届の提出(異なる市区町村に引っ越す場合):引っ越し14日前~当日
- 国民健康保険の資格喪失手続き(自治体の国民健康保険に加入している人が異なる市区町村に引っ越す場合):引っ越し後14日以内
- 「児童手当・特例給付 受給事由消滅届」の提出(児童手当を受給している人が異なる市区町村に引っ越す場合):引っ越し後15日以内
※国民健康保険の資格喪失手続き、「児童手当・特例給付 受給事由消滅届」の提出は、引っ越し前でも手続きができるため、転出手続きとあわせて行うとスムーズです。
<引っ越し後に行う手続きと対応時期の目安>
- 転居届の提出(同一市区町村内で引っ越す場合):引っ越し後14日以内
- 転入届の提出(異なる市区町村に引っ越す場合):引っ越し後14日以内
- 国民健康険の住所変更手続き(同一市区町村内で引っ越す場合):引っ越し後14日以内
- 国民健康保険の加入手続き(異なる市区町村に引っ越す場合):引っ越し後14日以内
- マイナンバーカードの住所変更手続き(同一市区町村内で引っ越す場合):引っ越し後14日以内
- マイナンバーカードの継続利用手続き(異なる市区町村に引っ越す場合):引っ越し後14日以内
- 国民年金の住所変更手続き:引っ越し後14日以内
※ただし、マイナンバーと基礎年金番号が紐づいている人は手続き不要です。
- 児童手当認定請求書の提出(児童手当を受給している人が異なる市区町村に引っ越す場合):引っ越し後15日以内
- 運転免許証の住所変更:引っ越し後すみやかに
- 車庫証明の住所変更:引っ越し後15日以内
- 車検証の住所変更:引っ越し後15日以内
- ペットの登録事項変更:引っ越し後30日以内
- 公立小中学校の転校手続き:引っ越し後すみやかに
ライフラインの手続き
ライフラインとは、電気や水道など日常生活に欠かせないインフラのこと。「引っ越し当日、新居でガスが使えずお風呂に入れない」といったことのないよう、電気・ガス・水道の手続きは引っ越しの1~2週間前を目途に済ませておきましょう。
基本的に電気・ガス・水道それぞれで旧居での「利用停止」の手続きと、新居での「利用開始」の手続きの両方が必要となります。引っ越し前後で利用する電力会社・ガス会社・水道局が変わらない場合は利用停止の申し込みと利用開始の申し込みをまとめて1度に行えますが、引っ越しによって利用する電力会社・ガス会社・水道局が変わる場合、利用停止の申し込みと利用開始の申し込みをそれぞれ別々に行うことになります。
ライフラインの引っ越し手続きの方法は、ほとんどの場合、電話かインターネットで行えます。ガスの利用開始にあたっては、必ず立ち会いが必要になることに注意しましょう。
また、自宅でインターネット回線を契約している場合は、引っ越し1ヵ月前を目途に、インターネットの移転の手続きも忘れずに行ってください。
電気・ガス・インターネットの手続きなら「でんきガス.net」がおすすめです。お得な料金プランの提案から開始手続きまで電話一本で完了できますよ。
荷造りを始める時期
引っ越しの荷造りにかかる時間は荷物の量によって大きく異なってきます。荷造りを始める一般的なタイミングは引っ越しの2週間前ですが、一人暮らしでものが少ない人などは、引っ越し1週間前を切ってから荷造りをスタートするケースもあります。
反対に、家族での引っ越しの場合は、遅くとも2~3週間前から荷造りを始めておいたほうがいいでしょう。特にものが多い場合や、仕事が忙しいなどの理由で少しずつしか荷造りができない場合は、時間に余裕を持って荷造りを進める必要があります。

引っ越し準備をする際のポイント

引っ越しに慣れていない人は、いざ引っ越しを経験してみると「もっとこうすればよかった」という反省点が出てくることが多いものです。そこで、できるだけスムーズに引っ越し準備が進められるよう、よくある失敗例も踏まえて引っ越し準備をする際のポイントをご紹介します。
冷蔵庫の中身は早めに整理する
引っ越しでよくある反省のひとつが、「冷蔵庫の中身の整理が間に合わなかった」というもの。冷蔵庫を運搬するには、事前に冷蔵庫の中身を空にして、水抜きをしておく必要がありますが、引っ越し経験が少ないとそこまで頭が回らないこともあります。
引っ越し直前になって冷蔵庫の中身を整理しなければならないことに気づいたら、「たくさんある冷蔵庫の中身をまるまる捨てなければならない」なんてことになってしまうかもしれません。
そんなことにならないよう、引っ越しの2週間ほど前から、要冷蔵の食材や調味料はできるだけ使い切り、余計なものを買わないようにするなど、計画的に消費することが大切です。また、引っ越し直前は外食する・お弁当を買ってくるなどして、余分な食材を増やさないように意識するといいでしょう。
使わないと思ったものは捨てる
「ものが多く、荷造りに思った以上に時間がかかった」「新居にたくさんのものを持っていきすぎて、収納場所に困った」など、ものの多さに起因する失敗談もよくあります。
当然のことながら、ものが多ければ多いほど、荷造りにも荷ほどきにも時間がかかります。普通に日常生活を送っていると、知らず知らずのうちにものが増えてしまいますが、引っ越しは不用品を整理する絶好のチャンス。
荷造り中に「これもう使わないかな」と思っても、つい「一旦置いておこう」と考えてしまいますが、「迷ったら捨てる」「使わないと思ったら捨てる」を基本に、処分する勇気を持ちましょう。
ものが減ればその分引っ越し作業がラクになるのはもちろんのこと、日頃の整理や管理の手間も軽減できます。
荷造りは使用頻度の低いものから
引っ越しの荷造りでやっかいなのが、日々の生活で使うため、引っ越し直前まで梱包できないものが意外に多いということです。
一旦梱包したものを段ボール箱の中から探し出すのは大変なので、荷造りをスタートしたらまずはシーズンオフの衣類や靴など、当面使う予定のないものから先に梱包していきましょう。
引っ越し2週間前~1週間前にかけて使用頻度の低いものを梱包する、引っ越し前の3日前で直前まで使うものを除いた残りのものを梱包するといったように、段階的に荷造りを進めることで、ムダなく荷造りが進められます。

引っ越し時のライフライン手続きはでんきガス.netがおすすめ
引っ越し直前になってから準備を始めると、余裕のなさからヌケ・モレが生じたり、当日までに準備が間に合わなかったりする可能性があります。引っ越し当日や前日に焦らないようにするためにも、引っ越しが決まったら、できるだけ早めに準備をスタートするようにしましょう。
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