SDGs 大学プロジェクト × Nihon Univ.

日本大学の紹介

日本大学は、創立132年の歴史を持つ、日本屈指の規模を誇る総合大学です。
人文、社会、自然科学に至るまで幅広い領域を網羅する16学部86学科、短期大学部4学科、通信教育部4学部、大学院、さらには専門学校までを擁し、約123万人もの卒業生を社会に送り出し、現在も約7万人の学生が在籍しています。

教育の質にこだわり、日本一の教育力を目指す日本大学では、「自主創造」の精神を育むことを教育理念として掲げています。学生ひとりひとりがそれぞれの学びや活動体験を通じて、自ら考え、創り出す力を身につけることができるよう、様々な支援を行っています。

各学部は首都圏を中心に配置されたキャンパスにおいて、専門性の高い教育を提供しています。教授陣の質の高さ、施設・設備の充実度は、単科大学にも匹敵します。また、これらの学部が連携を取り合いながら、多様な学びの場を学生に提供しており、学際的な視点から問題解決能力を養うことができます。

学生支援においても、日本大学は豊富な奨学金制度や、充実した就職支援を用意しています。総合大学としての規模の大きさを生かした、多彩な支援体制が整っており、学生ひとりひとりが安心して学び、将来に向けてしっかりと歩み出すことができる環境がここにはあります。

日本大学は、これからも多くの学生の「自主創造」の精神を育み、その夢と未来の実現を支えていくことを約束します。高校生の皆さんも、この大きな舞台で、自らの可能性を広げ、未来への一歩を踏み出してみませんか。

日本大学 芸術学部の活動内容

日本大学芸術学部では、地球環境への影響を最小限に抑えるための取り組みに、積極的に努めております。
それぞれの学科が独自性を持ち、特色ある対策を展開している点が、この学部の大きな特徴です。
その中でも特に注目すべき 4つの取り組み をご紹介いたします。

日藝 × パタゴニアトートバック

本学の教授が研究活動の一環として、パタゴニア社と繋がりがありました。その繋がりを通じて、学部全体としても同社をご紹介いただき、コラボレーションを実現する運びとなりました。

この取り組みの一環として、SDGsの推進に資する目的で、入学生に配布するガイダンス資料を入れるトートバッグを用意いたしました。このバッグは、学生が今後4年間にわたり使用できるように設計されており、パタゴニア社のご協力のもと製作されました。

この取り組みは、2022年4月の入学生から開始され、来る4月には3度目の配布を迎える予定です。
この活動を通じて、本学は持続可能な社会の実現に寄与するとともに、学生たちにもその重要性を日常的に意識してもらうことを目指しております。

▼パタゴニアトートバックの反応についてはこちら
パタゴニアトートめっちゃ使えるやん!!

ペーパレス化の推進

環境への配慮や社会への貢献を重視し、具体的なペーパレス化の施策を立案・実施することで、大学全体によるサステナビリティへの貢献を目指しています。なかでも、下記 5つの削減に注力しています。

新入生への資料配布に際して、紙袋の使用を廃止し、繰り返し使用可能なトートバッグを採用しています。この変更により、無駄な紙の消費を削減し、環境負荷の軽減に寄与しています。( パタゴニアトートバック )

次に、会議における資料の閲覧方法として、ペーパーレス化を推進しています。これは、紙の使用量を大幅に削減し、資源の節約に繋がります。

冷暖房設備の運用においては、設定温度を一定に保ち、不必要なエネルギー消費を抑える方針を取っています。この措置により、CO2排出量の削減にも貢献しています。

また、エレベーターの稼働台数を制限することで、エネルギー消費の削減を図っています。このように、不要な電力使用を抑制することは、環境への負担軽減に有効です。

さらに、間引き照明の実施によっても、エネルギー消費の削減を進めています。必要最小限の照明に限定することで、電力使用量の削減に努めております。

3年次共通テーマ「SDGs」 WEB展示の取り組み

ー 3年次共通テーマ「SDGs」web展示の取り組みと成果を教えてください。

全員が撮影可能な「ゴミ」をサブテーマに選び、その撮影に取り組みました。このプロジェクトを通じて、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」に対する考えが深まりました。

また、情報音楽コースとのコラボ企画では、自身たちの撮影した写真をチロルチョコのパッケージに採用し、展示物として用いました。その展示物には、「tirosh! tirol-choco×trash」と題し、参加者に対して「その包装紙を携帯に挟んで持ち歩きますか?それとも直接ゴミ箱に捨てますか?」といった問いかけを行いました。

結果的には、包装紙が最終的にゴミ箱に捨てられた可能性もありますが、会場に設置したゴミ箱には驚くほど包装紙が捨てられていなかったことから、来場者がその行動に対して一瞬立ち止まり、考えさせられる機会となりました。

このような結果を受け、写真作品とゴミの関係について深く考察することとなりました。ただ単に写真を通じてゴミを捉えるだけでなく、その行動や意識に対しても意味を見出すことができると感じました。

▼写真学科 × 情報音楽コースとの企画についてはこちら
SDGsと写真の関係・写真学科3年統一テーマ「SDGs」WEB写真展

生活クラブ×日芸

生活クラブのせっけん運動をテーマにした13名の学生が現地取材を行い、アイディアを実現することを目的としています。「産学連携プロジェクト」は、大学、地方自治体、企業との連携を通じて、芸術の社会実装を促進することを目指しています。

生活クラブとの連携においては、生活クラブでは今ある資源としての川や海などの環境を守り、今を生きる人たちや次世代につなげていくため、環境負荷の低いせっけんの使用を奨励しています。そのため、水の重要性を理解するために「せっけん運動」がテーマとなりました。

ー どのような学びや気づきがあったのでしょうか?

庄内の取材を通して、せっけんが人と自然の共生の証のように思えました。誰かの当たり前によって守られている美しい風景を十年後も保っていられるように、これから行動すべきは私たちなんだという当事者意識を持つことができました。

今後の展望

生活クラブのでの産学連携プロジェクトを通じて、学生たちにとってSDGsを考える機会になったのかと思います。産学連携プロジェクトだけでなく、自分たちが普段生活している何気ない行動が環境やSDGsにつながっているということを学ぶ機会を増やせればと思っております。

大学教職員から見る、学生の意識の変化とは

学生たちは、遊佐町では湧き水を生活用水として活用する住民たちの姿から、「水はみんなのもの」として大切に扱う意識を得ました。同様に、重茂漁協では青い海で育てられたわかめを食べ、自然と人が共生する意義を実感しました。

ヱスケー石鹸の工場では、「せっけんじゃないと使えないという人がいるので、つくり続けている」という姿勢に感銘を受ける学生もいました。普段何気なく生活している中で、少しだけ意識をするだけで環境が変わることを実感したようです。

ー 学生へのメッセージをお願いします。

先述の通り、自分たちが普段生活している何気ない行動が環境問題やSDGsに繋がっていることに気づき、芸術学部で学んだ芸術の力を活かし、その大切さを世の中に発信してほしいと期待しています。

▼生活クラブ×日本大学芸術学部についてはこちら
生活クラブとの産学連携プロジェクトがはじまりました!