楽天でんき 値上げ

楽天でんきの料金値上げ!電気料金はどう変わる?よくある質問まとめ

楽天でんきでは2022年3月30日付けのお知らせでプランSとプランMの料金を変更し、燃料費調整額の上限価格を撤廃すると発表しました。さらに2022年9月20日付けのお知らせでは、11月1日より市場連動型の料金単価となることが発表されています。今後、楽天でんきではさらなる値上げが予想されています。

「楽天でんきは値上げでどれくらい高くなるの?」

「楽天でんきから乗り換えたほうがいい?」

この記事では楽天でんきの値上げで料金がどのように変わっていくのかを解説。値上げに対しての質問・疑問を徹底解説していきます!

楽天でんきから乗り換えを検討している方は、でんきガス.net(0120-911-653)へお電話ください。専門スタッフが、あなたの住んでいる地域や電気使用量に合わせてお得に使える電力会社を手配してくれます。

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※掲載内容は2023年2月の内容です。

楽天でんきの料金改定

楽天でんきの料金改定を説明する男性

楽天でんきでは2022年に2回、2023年に1回料金改定を発表しています。

  • 2022年6月1日改定
  • 2022年11月1日改定
  • 2023年4月1日改定

それぞれの改定内容について詳細を解説します。

2022年6月1日改定

楽天エナジー株式会社は2022年3月30日付で料金改定を発表。これにより、家庭向けのプランS・事業所向けのプランMの従量料金が料金改定となりました。

改定内容は以下のとおりです。

プランS(家庭向け)の値上げ詳細

供給エリア プランS
従量料金(税込)
旧料金
(円/kWh)
新料金
(円/kWh)
差額
(円/kWh)
改定率(%)
北海道電力株式会社の供給区域 30.00 34.20 4.20 +14.0
東北電力株式会社の供給区域 26.50 28.80 2.30 +8.7
東京電力パワーグリッド株式会社の供給区域 26.50 29.45 2.95 +11.1
中部電力株式会社の供給区域 26.50 29.30 2.80 +10.6
北陸電力株式会社の供給区域 22.00 24.80 2.80 +12.7
関西電力株式会社の供給区域 22.50 25.50 3.00 +13.3
中国電力株式会社の供給区域 24.50 26.60 2.10 +8.6
四国電力株式会社の供給区域 24.50 26.90 2.40 +9.8
九州電力株式会社の供給区域 23.50 26.37 2.87 +12.2
【参考:【重要】「楽天でんき」料金改定のお知らせ

改定率は最も低い中国電力エリアで+8.6%、最も高い北海道電力エリアでは+14.0%の値上げとなりました。その他の地域でも10%前後の値上げとなりました。

この改定により、一人暮らしの方は~600円程度、二人暮らしの方は~4000円程度の値上がりになったご家庭が多いのではないでしょうか。

プランM(事業所向け)の値上げ詳細

供給エリア プランM
従量料金(税込)
旧料金
(円/kWh)
新料金
(円/kWh)
差額
(円/kWh)
改定率(%)
北海道電力株式会社の供給区域 31.00 34.20 3.20 +10.3
東北電力株式会社の供給区域 27.50 28.80 1.30 +4.7
東京電力パワーグリッド株式会社の供給区域 27.50 29.45 1.95 +7.1
中部電力株式会社の供給区域 27.50 29.30 1.80 +6.5
北陸電力株式会社の供給区域 23.00 24.80 1.80 +7.8
関西電力株式会社の供給区域 23.50 25.50 2.00 +8.5
中国電力株式会社の供給区域 25.50 26.60 1.10 +4.3
四国電力株式会社の供給区域 25.50 26.90 1.40 +5.5
九州電力株式会社の供給区域 24.50 26.37 1.87 +7.6
【参考:【重要】「楽天でんき」料金改定のお知らせ

また、燃料費調整制度の上限価格撤廃も同時に撤廃しています。

これにより、燃料費調整額は以下のようになりました。

<2022年4月以降の燃料費調整単価 比較表>

単位:円/kWh

供給エリア 撤廃前 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
北海道電力株式会社の供給区域 1.40 1.40 1.56 1.93 3.23 4.75 6.82 8.39 9.32
東北電力株式会社の供給区域 3.05 3.05 3.36 3.47 4.66 5.86 7.67 9.46 10.98
東京電力パワーグリッド株式会社の供給区域 2.27 2.27 2.74 2.97 4.15 5.10 6.50 8.07 9.72
中部電力株式会社の供給区域 1.17 1.17 1.61 1.77 2.77 3.66 5.06 6.76 8.6
北陸電力株式会社の供給区域 1.77 1.77 1.77 1.77 3.80 5.02 6.81 8.28 9.18
関西電力株式会社の供給区域 2.24 2.24 2.24 2.24 4.13 4.90 6.14 7.47 8.71
中国電力株式会社の供給区域 3.19 3.19 3.19 3.19 5.46 7.03 9.43 11.56 13.11
四国電力株式会社の供給区域 2.55 2.55 2.55 2.55 4.12 5.51 7.57 9.31 10.47
九州電力株式会社の供給区域 1.57 1.57 1.72 1.85 2.48 3.32 4.61 5.87 6.82
沖縄電力株式会社の供給区域 3.98 3.98 3.98 3.98 6.57 8.94 12.45 15.33 17.06
【参考:「楽天でんき」燃料費調整単価

撤廃前と比較すると、5.25円〜13.08円/kWhの値上げになっています。特に四国と沖縄が非常に高くなっています。基本的に電力は地方のほうが高くなる傾向にあるのですが、それでも、中国電力エリアの13.11円/kWhと沖縄電力エリアの17.06円/kWhはとても高くなっていますね。

値上げはまだまだとまりません。2022年11月1日の改定により、さらなる値上げが予想されています。次の章で解説します。

2022年11月1日改定

楽天エナジー株式会社は2022年9月20日付で、料金表の改定と、これまでの燃料費調整単価を市場価格調整単価に変更することを発表しました。この改定により、2023年1月請求分(12月利用分)から電気料金が大きく値上がりする可能性があります。

【参考:【重要】「楽天でんき」電気需給約款(低圧)および料金表改定のお知らせ(燃料費調整から市場価格調整への変更)

対象となるのはプランSとプランM、動力プラン。家庭向けにはプランSが対象となります。沖縄電力エリアは、この改定では対象外となります。

2023年4月1日改定

楽天エナジー株式会社は2023年2月20日付でさらなる料金改定を発表。これにより、家庭向けのプランS・事業所向けのプランMの従量料金が料金改定となりました。

改定内容は以下のとおりです。

プランS(家庭向け)の値上げ詳細

供給エリア プランS
従量料金(税込)
旧料金
(円/kWh)
新料金
(円/kWh)
差額
(円/kWh)
改定率(%)
北海道電力株式会社の供給区域 34.20 46.30 12.1 +35.4
東北電力株式会社の供給区域 28.80 40.90 12.1 +42.0
東京電力パワーグリッド株式会社の供給区域 29.45 41.55 12.1 +41.0
中部電力株式会社の供給区域 29.30 41.40 12.1 +41.3
北陸電力株式会社の供給区域 24.80 39.10 14.3 +57.7
関西電力株式会社の供給区域 25.50 37.60 12.1 +47.5
中国電力株式会社の供給区域 26.60 40.90 14.3 +53.8
四国電力株式会社の供給区域 26.90 41.20 14.3 +53.2
九州電力株式会社の供給区域 26.37 41.77 15.4 +58.4
【参考:【重要】「楽天でんき」料金改定と楽天ポイント進呈率引き上げのお知らせ

改定率は最も低い北海道電力エリアで+35.4%、最も高い九州電力エリアでは+58.4%の値上げとなりました。その他の地域でも前回の値上げに引き続き40~55%前後の値上げとなりました。

短期間で2回の値上がりとなったため、家計への負担も短期間で大幅に大きくなったのではないでしょうか。

プランM(事業所向け)の値上げ詳細

供給エリア プランM
従量料金(税込)
旧料金
(円/kWh)
新料金
(円/kWh)
差額
(円/kWh)
改定率(%)
北海道電力株式会社の供給区域 34.20 46.30 12.1 +35.4
東北電力株式会社の供給区域 28.80 40.90 12.1 +42.0
東京電力パワーグリッド株式会社の供給区域 29.45 41.55 12.1 +41.0
中部電力株式会社の供給区域 29.30 41.40 12.1 +41.3
北陸電力株式会社の供給区域 24.80 39.10 14.3 +57.7
関西電力株式会社の供給区域 25.50 37.60 12.1 +47.5
中国電力株式会社の供給区域 26.60 40.90 14.3 +53.8
四国電力株式会社の供給区域 26.90 41.20 14.3 +53.2
九州電力株式会社の供給区域 26.37 41.77 15.4 +58.4
【参考:【重要】「楽天でんき」料金改定と楽天ポイント進呈率引き上げのお知らせ

市場連動型とは

楽天でんきでは、2022年11月1日より、燃料費調整額に市場価格調整単価(市場連動型プラン)を採用することが発表されています。市場価格調整単価(市場連動型プラン)とは、いったいどのようなものなのでしょうか?

市場連動型の「市場」とは、「日本卸電力取引所(JEPX)」のことを言います。市場連動型プランではこのJEPXの取引価格によって電気料金単価が決定します。

この電気料金単価ですが、取引価格に応じてなんと30分ごとに決定しています。従って、毎月の電気料金単価がいったいいくらになるのかが、私たちには事前にわかりません。そのために、非常に高額な電気料金を請求される可能性も否定できないのです。

楽天エナジー株式会社のホームページには、以下の文が掲載されています。

本改定により、電力取引価格が高い時期にはご請求金額が高くなる一方、電力取引価格の安い時期にはご請求金額が安くなります。

【引用:【重要】「楽天でんき」電気需給約款(低圧)および料金表改定のお知らせ(燃料費調整から市場価格調整への変更)

直近の動向を注視していると、今後も電力の取引価格は上昇を続けていくことが予想されます。市場連動型への料金改定は、結果的に大幅な値上げとなるでしょう。多くのユーザーにとってデメリットしかない契約内容と言えます。

楽天でんきの値上げ、SNSでの反応は?

Twitterでの反応を見てみると、「楽天でんきの値上げがやばそう」「見直しが必要」というツイートが目立ちます。別の電力会社へ変更したというツイートもありました。

楽天でんきの値上げで毎月の電気料金はどう変わる?

楽天でんきの値上げで、毎月の電気料金がどのように変動していくのかが気になります。ただ、市場連動型となると、電気料金単価は30分おきに変動するため、明確な予測値が算出できません。

楽天でんきの公式サイトでは、電気料金のイメージとして2022年9月の数値をもとに、見本を提示しています。

▼2022年9月の電気料金イメージ(プランS・使用量300kWh/月)

2022年9月の電気料金イメージ
【画像引用元:楽天でんき

あくまでも2022年9月での参考値ですので、今後も同じような料金となるとは限りません。しかし1,000円~4,000円程度の値上がりは覚悟しておいたほうがよさそうです。

2022年11月1日からの燃料費調整単価の算定方法変更でどうなる?

2022年9月までの数値をもとにして、新電気料金の試算ができるツールが楽天でんきのホームページに設置されています。

楽天でんきの新料金試算ツール

これをもとに試算してみると、一ヵ月あたりの電力使用量が150kWh(一人暮らしを想定)のご家庭では、以下の表のようになります。

▼新料金試算ツールによる2022年9月分電気料金の比較(円)

一人暮らし(150kWh)を想定

エリア新電気料金現在の電気料金差額
北海道7,7916,671+1,120
東北7,1345,988+1,146
関東7,9635,910+2,053
中部7,1935,672+1,521
北陸6,1235,259+864
関西6,2325,264+968
中国6,3975,922+475
四国6,4074,727+1,681
九州4,4735,165-692

表のとおり、九州エリアでは新電力料金のほうが安くなる試算となりました。

最も高くなるのは関東です。他のエリアでも+1,000円程度の値上がりとなっています。

一ヵ月あたりの電力使用量が300kWh(二人暮らしを想定)のご家庭では、以下の表のようになります。

▼新料金試算ツールによる2022年9月分電気料金の比較(円)

二人暮らし(300kWh)を想定

エリア新電気料金現在の電気料金差額
北海道15,58213,341+2,241
東北14,26911,976+2,293
関東15,92611,820+4,106
中部14,38611,343+3,043
北陸12,24710,518+1,729
関西12,46410,527+1,937
中国12,79411,844+950
四国12,81411,376+1,438
九州8,94610,329-1,383

実際に数字にしてみると、値上がりしたときのイメージがつきやすいですね。

今後、これくらい高くなると予想したうえで、他の電力会社のプランも検討してみることをおすすめします。

楽天でんきから乗り換え先におすすめの電力会社

楽天でんきから乗り換えにおすすめ電力会社は、以下の3つです。

  • キューエネスでんき
  • TOKAIでんき
  • 新日本エネルギー

それぞれのポイントについて解説します。

キューエネスでんき

キューエネスでんき

キューエネスでんきは、電力の自由化に伴って登場した新電力会社の1つです。
独自のプランである「エコHome」を提供しています。

<おすすめポイント>

  • 実質再生可能エネルギー100%
  • 沖縄を除く全国で利用できる

キューエネスでんきは環境に優しい電気を提供しています。そのため環境にやさしい電気を利用したい方におすすめです。また沖縄を除く全国で利用できるので、先ずはキューエネスでんきを試してみたいという方にもおすすめです。

TOKAIでんき(中部電力エリア)

TOKAIでんき

愛知・岐阜・三重エリアにお住まいの方におすすめなのがTOKAIでんきです。東海エリア大手の中部電力よりも、電気量料金が割安なので、中部電力よりもお得に使用することができます。

また、東京電力エナジーパートナーとパートナーシップを結んでいるため、くらしTEPCOにポイントがたまります。他にも、WAONやSuicaなどのポイントに交換できるTLCポイントがたまるなど、東証一部上場しているTOKAIだからこその、豊富な特典が盛りだくさんです。

新日本エネルギー

新日本エネルギー

新日本エネルギーは、通信事業やモバイル事業を手がける株式会社NEXT ONEが提供する新電力サービスです。地域の皆様にお得な電気を!をモットーに、全国(沖縄と一部離島を除く)で電気供給をしています。

<おすすめポイント>

  • 全国(沖縄と一部離島を除く)で供給可能
  • 最短当日通電が可能

新電力は通電までに数日かかることも多いですが、新日本エネルギーは最短当日通電が可能なので早く電気を使いたい方にもおすすめです。

楽天でんきの値上げでよくある質問 Q&A

楽天電気の値上がりに疑問を持つ人

楽天でんきの値上げでよくある質問をQ&A形式でまとめました。ぜひ参考にしてください。

楽天でんきは他社に比べて高いの?

楽天でんきの料金は、基本料金が0円という点が最大の特徴です。
電力の基本料金については、地域により格差があります。お住まいの地域によっては旧一般電力会社の従量電灯のほうが安くなる場合もあるでしょう。

楽天でんきが高いので解約したい。解約する方法は?

楽天でんきから別の電力会社へ変更する場合(引っ越しを伴わない場合)は、解約は不要です。新しく契約をする電力会社をお選びいただき、申し込みいただくと、その電力会社から楽天でんきへの解約手続きが連絡されます。詳しくは以下の記事も参考にお読みください。

楽天でんきよりお得な電力会社を教えて

楽天でんきよりもお得に使える電力会社が知りたい方はでんきガス.net(0120-911-653)へお電話ください。
専門スタッフがあなたにぴったりの電力会社を提案してくれます。

▼楽天でんきのプランについて詳しく解説!
楽天でんきの解約方法は?楽天でんきは他社より高いって本当?プランを徹底比較!

電力会社選びに迷ってしまう方は「でんきガス.net」がおすすめ

楽天でんきの料金値上げについて解説しました。

楽天でんきでは一部のプランに市場連動型の料金プランが採用されます。これにより、さらなる料金値上げが予想されますので、気になる方は他社の電力プランを比較検討してみましょう。

どの電力会社を選んだらよいか分からない場合は、でんきガス.net(0120-911-653)がおすすめです。専門スタッフがあなたの住んでいる地域や使用料に合わせてお得に使える電力会社を紹介してくれます。通話料・相談料も無料なので気軽に電話してみて下さいね。

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