
引っ越し時の食器・割れ物の梱包のコツは?新聞紙がないときの代用品も紹介
引っ越しの梱包を自分で行うとき、特に気を遣うのが食器類やワレモノ類ですよね。
一枚一枚ちゃんと包んだはずなのに、引っ越し先で開封したら破損していた……なんてことも。
特にブランドの食器だったり、思い出の品だったりすると悲劇です。
食器をきちんと梱包するには、ちょっとしたコツがあります。
今回の記事では食器梱包のコツを紹介していきます。
また、梱包には新聞紙がよく使われますが、新聞紙がない場合の代用品についても紹介しますので、ぜひお読みください。
<この記事でわかるポイント>
- 食器の梱包に必要なアイテム
- 新聞紙がないときの代用品
- 食器ごとの梱包テクニック
- ダンボールに詰めるときのコツ
- 引っ越し業者に梱包を依頼するときの相場
目次
食器の梱包に必要なアイテムは?
ガラスや陶磁器製などの食器は、直接ダンボールに入れてはいけません。ぴったり詰めたとしても、移動中に割れるおそれがあります。食器は一枚ずつ緩衝材や新聞紙などでくるみ、衝撃を与えないようにする必要があります。
<梱包に必要なアイテム>
- ダンボール
- 新聞紙
- 緩衝材
- ガムテープ
- 油性マーカー(黒・赤)
ダンボール
引っ越し業者では、多くの場合、契約時に無料でダンボールを提供してもらえます。しかしサイズや枚数などは業者によって差があるため、食器の梱包に適切なダンボールが手に入るかどうかは不明です。
食器は重量が重くなるため、小さめのダンボールを使用しましょう。スーパーなどで無料で手に入るダンボールを少しずつ集めておくとよいでしょう。
ダンボールは、厚めのものを選ぶこと。衣類の通販などで配送されるダンボールはかなり薄いので、なるべく分厚い頑丈なダンボールを集めておくとよいでしょう。
▼ダンボールの入手方法と使い分けについての記事はこちら
引っ越し用ダンボールを無料で調達する方法。大きさや使い方、選び方も全て解説【保存版】
新聞紙
食器を一枚一枚包むには、新聞紙が便利です。ダンボールと食器の間にできた隙間を埋めるのにも役立ちます。
新聞紙は、広げて中央でカットしておくと使いやすいですよ。
最近は新聞購読をされていないご家庭も増えてきています。新聞紙が手元にないときは、友人知人から数日分の新聞紙をもらうか、後述する代用品を使用する方法があります。
緩衝材
食器類を詰めるダンボールの底に、緩衝材を敷いておくと、クッションとなって割れにくくなります。気泡緩衝材(エアパッキン、プチプチ)、エアークッション、紙緩衝材、古タオルなどがちょうどよい緩衝材になります。100均などでも購入可能です。引っ越し予定がわかっている人は、ネット通販など利用したときに、ある程度ためておくとよいでしょう。
ガムテープ
ガムテープはダンボールを閉じるのに必須です。できれば、紙素材のつるつるしたガムテープよりも、布素材のガムテープをおすすめします。なぜなら、布素材のほうがじょうぶなことと、手でカットしやすいこと、上からマジックで字をかけることなどの理由があげられます。
油性マーカー
ダンボールに詰めた品名を記入するため、油性マーカーが必要になります。水性よりも油性がおすすめ。ダンボール以外にも、エアークッションなどの緩衝材にも記入できるためです。
色は、黒と赤の2色を用意しましょう。赤色があれば、「ワレモノ」「天地無用(荷物の上下を逆にしてはいけない)」などの文字を記入するのに便利です。
新聞紙がないときの代用品は?
新聞購読をしていないご家庭では、新聞をすぐに手に入れることが難しいかもしれません。食器類の梱包には、新聞紙でないと無理なわけではありません。代用品でも十分に梱包可能です。
キッチンペーパー
料理などで使うことの多いキッチンペーパー。やわらかい紙なので、食器の梱包材としても最適です。スーパーやドラッグストアなどで簡単に手に入ります。
また、引っ越し作業完了後は、使用済みのキッチンペーパーをお掃除にも活用できます。水やアルコールで湿らせてウェットタオルとして、最後までフル活用することが可能です。
緩衝材
割れやすい品や傷つきやすい品を包むための緩衝シート。素材はさまざまなものが販売されています。ホームセンター、Amazonや楽天といったネットショップなどで購入が可能です。100均でも手に入りますが、少量なので割高となるかもしれません。
緩衝材には紙製、ポリエチレン製など、いくつかの素材があります。
クレープ紙(しわ紙)
紙の表面に凸凹の加工がされており、クッション性のある紙素材です。
すべりにくいので食器の梱包にちょうどよい素材で、大きさも手ごろなサイズにカットしてあることがほとんどです。
100枚入りで1300円~1400円ほどの値段で販売されています。
クッションペーパー
紙素材に細かいじゃばらのカットを入れることで、伸縮性をもたせ、ふんわりと食器を包むことができる素材です。小さなガラス製品や、コップ類などの包装に便利です。
100枚あたり600円~800円ほどの値段で販売されています。
エアー(ポリエチレン製緩衝材)
エアパッキン、プチプチなどの呼称もある、ポリエチレン素材の緩衝材です。空気を含んだ気泡がたくさんあり、食器を衝撃から保護します。
300mm×5m巻きで350円~と安価で手に入ります。小さくカットされたものは少々割高になります。
タオル
タオルも緩衝材として代用可能です。小さな食器類を何枚も梱包するのには向いていませんが、大きな食器や割れやすい陶器製品などは、タオルでぐるっと包んでしまうのもひとつの方法です。
また、ダンボールと食器類の間にできた隙間を埋めるのにも役立ちます。

食器ごとの梱包テクニックを紹介!

食器の梱包に必要な材料がそろったら、さっそく梱包していきましょう。
食器をジャンルごとにわけてから始めるとスムーズに梱包できますよ。
ダンボールの底には、あらかじめ緩衝材を敷いておくこともポイントです。
皿・丼・小鉢などの食器類
皿や丼、小鉢などは、先に大きさをそろえておきます。
紙を広げて、中央に皿を置き、1枚ずつ緩衝材で包んでいきます。ていねいに四隅をたたんで、お皿が露出することのないように包んでください。
包み終わったら、テープでしっかりととめておきましょう。
包み終わった皿を同じ大きさで重ねて、ダンボールへ収納します。
コップ・マグカップ・グラスなど
コップやマグカップ、グラスなどもとても割れやすいため、ていねいに一つずつ梱包していきましょう。
コップはひとつひとつ緩衝材でくるんでいきます。持ち手のついているマグカップなどは、持ち手の部分をしっかりと緩衝材で巻いておくとよいでしょう。
ワイングラスのような、脚の部分が細くなっているものは、特にしっかりと緩衝材を巻きつけておきます。
ダンボールの中で転がらないように、立てて収納し、隙間にはしっかりと緩衝材をつめておきましょう。
包丁・ハサミなど鋭利なもの
食器とは少しジャンルが異なりますが、包丁やハサミなどをじかに入れておくのは危険です。台所用品でまとめてダンボールに入れておきたいところですが、食器類とは別のダンボールに収納したほうが無難です。
どうしても同じダンボールに収納したい場合は、包丁・ハサミ類をしっかりと緩衝材でくるみ、さらにダンボールや紙箱などで包んでおくとよいでしょう。
刃物であることがわかるように、油性ペンでわかりやすく「刃物」と記入しておくことも大切です。
ダンボールへ詰めるときのコツ

食器をひとつひとつ包み終わったら、いよいよダンボールに詰めていきます。割れないように詰めていくには、ダンボールのサイズ選びや詰め方にポイントがあります。
<ポイント>
- ダンボールは小さめサイズを選ぶ
- 詰める前にダンボールの底面に緩衝材を敷く
- 食器同士がぶつからないように詰める
- 食器がダンボール内で動かないように隙間を詰める
ダンボールは小さめサイズを選ぶ
ダンボールは大きいものを選ぶと、食器を詰めたときに隙間があいてしまい、震動で割れやすくなります。
小さいサイズで、厚めのダンボール箱を選ぶのがコツです。
食器はかなり重量があるため、大きなダンボールに詰め込むと持ち運びも大変です。
1箱あたりの重量の目安は10キロから15キロ程度で詰めるようにしましょう。
詰める前にダンボールの底面に緩衝材を敷く
食器を詰めていく前に、まずダンボールの底面に緩衝材を敷いておきます。
そのとき、側面にも緩衝材が届くくらい、大きめのものを敷いておくと、横からの衝撃にも備えられます。
緩衝材はエアー(ポリエチレン製緩衝材)やタオル類などが最適です。
ダンボールにじかに食器を詰めていくよりも、食器が割れにくくなります。
食器同士がぶつからないように詰める
食器は同じ種類のもの、同じ大きさのものを重ねて詰めていきます。
パズルを埋めていくように、隙間なく詰めていくのがコツです。
隙間ができたときは、新聞紙や緩衝材を間に詰めていきましょう。揺れたときに食器同士が重ならないようにすると割れにくくなります。
食器がダンボール内で動かないように
詰め終わったら、仕上げに食器の上部にも緩衝材を丸めて重ね、震動で割れないようにしてからダンボールを閉じます。
上下左右に揺れても動かないようなイメージで、隙間を詰めてください。
仕上げにダンボールに「ワレモノ」「天地無用」と赤マジックで記入して完了です。
めんどくさいときは引っ越し業者の食器専用資材で
ここまで紹介してきたように、自分で食器をひとつひとつ梱包するのはかなり大変な作業です。緩衝材やダンボールなどの材料もたくさん必要になります。
めんどうなときは、引っ越し業者の食器専用資材を使えば、とても楽に梱包ができます。
引っ越し後の開封もゴミもなくスムーズに行えます。
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日通の「えころじこんぽ」

日通では「えころじこんぽ」というエコ資材を有料でレンタルしています。食器は、食器用トランクに詰めていくだけの手軽さ。紙で一枚一枚包む必要がないので、作業時間がぐっと短縮できます。
ハトのマークの引越センターのエコプラン

【画像引用元:ハトのマークの引越センターhttps://www.hato.or.jp/service/#se-family】
ハトのマークの引越センターでは、エコプランという環境に優しい取り組みを行っています。食器用の梱包ボックスから家電用まで用意してもらえるので、作業時間が短縮でき、ゆとりをもって引っ越しができます。

引っ越し時のライフライン手続きはでんきガス.netがおすすめ
今回の記事では、引っ越しのときの食器梱包についてポイントを解説しました。大切な食器類を割れないように梱包するには、隙間なく詰めていくことが大切です。めんどうな時は、引っ越し業者のプランで梱包専用ボックスを使用することもできます。ご自分に合った方法を探してみてください。
また、電気やガスなどの手続きはもうされましたか?
今回ご紹介した手続きの他にも、引っ越しにはライフラインの手続きも必要です。面倒な電気やガスの手続きには、でんきガス.net(0120-911-653)をご利用ください。でんきガス.netなら、あちこち電話しなくても電気やガス・インターネットの手続きが一括で完了します。引越しの負担を軽くしたい方はぜひお電話してみてくださいね。
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