
引っ越しの前日にやることまとめ!冷蔵庫や洗濯機に要注意
引っ越し前日ともなれば、いよいよ佳境。「もうすぐ終わり」と気をゆるめたくなるところですが、引っ越し前日は、翌日のスムーズな作業に備えるための大事な日です。
引っ越し業者への確認や冷蔵庫・洗濯機の水抜きなど、搬出準備の仕上げにしておかなければならないこともたくさんあります。気持ちよく新生活をスタートするために、引っ越し前日にすべきことを解説します。
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目次
引っ越しの前日にやること

引っ越し前日はいわば総仕上げ。最終確認や、荷物の搬出に備えた準備を行う日です。
まずは、引っ越しの前日にすべきことを一覧でご紹介します。前日にしっかりと準備をしておくことでトラブル防止につながりますし、気持ちに余裕が生まれますよ。
引っ越し業者への依頼日時と内容確認
引っ越し当日になって「こんなはずじゃなかった」という事態になるのを防ぐためにも、引っ越しの前日までに業者への手配内容を改めて確認しておきましょう。
一般的には2日から前日にかけて引っ越し業者から確認の電話が入ります。連絡がない場合、こちらから電話をして手配内容を確認しておくと安心です。
事前に確認しておきたいことは以下の通り。
- 搬出・搬入の日時
- 旧居と新居の住所
- サービス内容(オプション契約の有無など)
- 料金や支払い方法
- その他、引っ越しにあたっての疑問点
朝一番の枠でない限り、搬出・搬入の正確な時間帯は当日までわからないことも多いですが、「12:00〜14:00ごろ」など、作業時間帯がこちらの認識と合っているかは最低限確認しておきたいところです。何らかの行き違いや勘違いで引っ越し作業の日時を間違えてしまうと、引っ越しスケジュール全体に支障が出てしまいます。
また「荷物の量が増える」「引っ越し業者に依頼する作業内容が増える」など、見積もり後に何らかの変更があった場合は、必ず事前に伝えるようにしましょう。特に、荷物の量が大幅に増えたときはよりワンサイズ上のトラックの手配が必要になることもあります。引っ越し業者のスケジュールや引っ越し費用にもかかわってくるため、荷物が増えることがわかった時点でできるだけ早く相談するようにしてください。
余裕を持った現金の用意
引っ越し当日は突発的な費用が発生することもあるため、前日までに余裕を持った額の現金を用意しておきましょう。費用の支払い方法は業者によって様々です。当日現金手渡し、銀行振込、クレジットカード払いなど。いずれの支払い方法を選んだ場合でも、当日に追加の作業が発生した時は現金での支払いが出てくる可能性があります。突発的な費用に備えて多めに現金を用意しておくと安心です。
ダンボール箱の数を確認
ダンボール箱の数は搬出の前に引っ越し業者が確認してくれるはずですが、念のため自分でも梱包したダンボールの数をサイズごとに確認しておきましょう。自分でダンボール箱の数量を把握しておけば、万が一新居で数が足りない場合もすぐに気づくことができます。
数えたダンボールをさらに分かりやすくするには、ダンボールに番号を書いておくことです。部屋やカテゴリーごとに番号を決めて、個数をサブの番号として記入するのがおすすめです。例えばキッチンを「1」として、1-1,1-2とすると数が足りない時に気づきやすく、数を把握しやすくて便利です。
貴重品をまとめておく
「引っ越し業者は家の中にあるものを何でも運んでくれる」と思っている方もいるかもしれませんが、実際にはそうではありません。原則として引っ越し業者は貴重品を運ぶことができないため、現金、預金印鑑、預金通帳、キャッシュカード、有価証券、宝石貴金属などの貴重品は自分で運ばなければならないのです。
引っ越し当日は、財布やスマートフォン等、移動に最低限必要なものに加え、貴重品類も自分で運ばなければなりません。当日に自分で運ぶものは、引っ越し業者に運んでもらう荷物とは別にしてまとめておきましょう。
ちょっとした身の回り品と貴重品をまとめただけで、思った以上の荷物量になるかもしれません。運ぶためにキャリーケースなどが必要になることもあるため、運搬のためのバッグ類は引っ越し業者に引き渡す荷物の中には入れず、手元に置いておきましょう。
PCや精密機器のデータバックアップ
パソコンなどの電子機器類は引っ越し業者に運んでもらうことができ、もし引っ越し作業中に故障・破損してしまった場合も補償を受けることができます。とはいえ、補償が受けられるのはあくまでも機器そのもの(ハード)であって、内部に保存されているデータまでが補償されるわけではありません。
仕事上の大切なデータや思い出が詰まった写真など、パソコン等に入っているデータはお金には代えられないもの。万が一のことがあって後悔することのないよう、大切なデータは「外付けハードディスクにコピーする」「クラウドにアップロードする」などしてバックアップを取っておきましょう。
いくらきちんと梱包したとしても、重い荷物の下敷きになったりすることで、引っ越し作業中にパソコンが故障してしまう可能性はあります。ノートパソコンなど小型の機器であれば、引っ越し業者に運搬を依頼するよりも、貴重品と一緒に自分で持ち運んだほうが安心です。
冷蔵庫と洗濯機の水抜き
冷蔵庫や洗濯機など、内部に水が溜まる家電を運ぶ際は、引っ越しの前日までに水抜きが必要です。
水抜きをしなかったために運搬中に水が漏れてしまうと「大切な衣類や家具にシミができる」「精密機器が故障する」といったトラブルにつながることもあります。そのような事態を防ぐため、下記の要領で冷蔵庫と洗濯機の水抜きを行いましょう。
冷蔵庫
現在出回っている冷蔵庫のほとんどに自動霜取り機能がついており、溶けた霜は水となって水受けに溜まっていきます。そのため、引っ越しで冷蔵庫を運ぶ際には、事前にこの水受け(蒸発皿)の水を空にしておく必要があります。また、製氷機能のある冷蔵庫の場合は、引っ越しの2〜3日前に製氷機能を止め、給水タンクの水を捨てておきましょう。
水抜きをするにあたっては、冷蔵庫の電源を切り、中身を空っぽにしなければなりません。そのためにも、引っ越しが近づいてきたら食材や調味料はできるだけ計画的に使い切るようにしたいものです。
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洗濯機
洗濯機の水抜きとは、給水ホースと排水ホースの中に残っている水を抜く作業のことを指します。給水ホースや排水ホースを取り外す際に水があふれてくる場合があるので、洗面器やタオルを準備しておくと作業がスムーズです。また、給水ホースがネジなどでしっかり固定されている場合はドライバーで外す必要が出てくるため、梱包せずに置いておきましょう。
- 洗濯機の中を空にする
- 水道栓(蛇口)を閉める
- 標準コースで洗濯機を回し、1分ほど経ったら停止させる
- 給水ホースを外す
- 再度電源を入れて、一番短い時間で脱水する
- 脱水が完了したら排水口から排水ホースを抜き、ホース内の水を抜く
- 洗濯槽内の水分をタオルなどでふく
洗濯機の種類によって手順が若干異なる場合があります。詳しい水抜きの方法は、取扱説明書を参照してください。
石油ストーブから灯油を抜き取る
自宅で石油ストーブを使用している場合、石油ストーブから灯油を抜き取る作業も必要になります。灯油は危険物扱いとなるため、ストーブ内に灯油が残ったままでは引っ越し業者に運んでもらうことができません。
そのため、引っ越し前日までに必ず石油ストーブから灯油を抜いておきましょう。最も簡単なのは灯油が切れるまでストーブを焚いてしまうことですが、どうしても使い切れず灯油が残ってしまった場合は、以下の手順で灯油を抜きます。
- ストーブの火を消し、温度が下がるのを待つ
- 耐熱グローブをはめ、ストーブから燃料タンクを取り出す
- 燃料タンクのフタを外し、ポンプを使って中の灯油をポリタンクなどの容器に移す
- 燃料タンクのフタを閉め、空になったタンクをストーブ本体に戻す
なお、ポリタンクに入れた灯油は劣化が早く、そのまま使うとストーブの故障などを引き起こす可能性があります。余った灯油は廃油設備のあるガソリンスタンドや灯油販売店に引き取ってもらうなど、引っ越し前に処分することをおすすめします。

引っ越し前日はどう過ごす?
引っ越し前日は、どんなことに気を付けて過ごすと良いでしょうか?
引っ越しの前日は、ごみが出ないよう外食を活用しましょう。洗濯物については、無理して洗わず引っ越ししてから洗濯するのがおすすめです。
以下で詳しく説明していきます。
食事は外食で済ませる
せっかく詰めた荷物から、食事のための調理用具や食器類を取り出すのは面倒くさいですよね。また、デリバリーやお弁当、お惣菜を買ってもごみが出てしまいます。
そんな時におすすめなのが、外食です。 引っ越し前日に余計なごみを出したくない場合は、お弁当を買うよりも外食で済ませてしまいましょう。
洗濯物はまとめてダンボールに詰めておく
前日の洗濯物は、洗わずにまとめてダンボールへ詰めてしまいましょう。わざわざ前日に洗濯しなくても、新居に着いてから、当日分と一緒にまとめて洗うほうが手間がかかりません。
濡れた洗濯物はどうしようもありませんが、乾いているものなら、梱包して運ぶことが出来ます。
どうしても洗濯したい場合はコインランドリーで洗濯することも出来ますが、引っ越し前日のバタバタしているときは、まとめて引っ越ししてから選択するほうがおすすめです。
引っ越し前日にダンボールが足りなくなったら?

前日になってダンボール箱が足りなくなった場合、引っ越し業者を利用するのであれば、まずは業者に相談してみましょう。その日のうちに追加のダンボール箱を持ってきてもらえることがあります。ただし、自宅の場所などによってはすぐの手配が難しいこともあり、必ずしも当日中に追加のダンボール箱がもらえるとは限りません。
そのような場合も、近所にあるスーパーやドラッグストア、コンビニなどでダンボール箱をもらえることがあります。これらの店舗で販売している商品の多くはダンボール箱に入った状態で納入されるため、スタッフに声をかければ納品用の段ボールを無料でもらえる可能性があるのです。
スーパーやドラッグストア、コンビニなどでダンボール箱がもらえなかった場合、ホームセンター等でダンボール箱を購入するという方法もあります。
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引っ越しの前日までに準備が終わらない場合はどうする?
引っ越し当日、引っ越し業者がきてもまだ荷造りが終わっていないと、作業員に梱包を手伝ってもらうための追加料金がかかる場合があります。最悪の場合「引っ越し作業自体を拒否される」「荷造りが終わっていない荷物を積み残した状態でトラックが新居に向けて出発してしまう」可能性もあります。そうなってしまったら「宅配便を使う」「自家用車やレンタカーで運ぶ」という2つの選択肢があります。
宅配便を使う
大型の家具や家電、自転車などダンボール箱に入らないような大きな荷物は引っ越し業者に運んでもらわないと取り扱いに困りますが、衣類や食器などダンボール箱に入るようなものであれば、宅配便でも問題なく運ぶことができます。
同じ宛先に複数の荷物を送る場合、複数口割引が適用されることもあるため、複数のダンボール箱を送る際はできるだけ1度にまとめて送るのがおすすめです。
残ってしまった荷物の量や移動距離によっては、宅配便で送るよりも引っ越し用の単身パックなどを使ったほうが安上がりになることもあります。宅配便を使った場合と単身パックを使った場合の費用を比較して、どちらを使うか決めるといいでしょう。
自家用車かレンタカーで運ぶ
車を運転することができ、かつ残った荷物の量が少ない場合は自家用車やレンタカーを使って自力で運ぶというのも手です。
ただし旧居と新居の距離があまりにも離れている場合は時間もかかりますし、高速代やガソリン代などもかさんでくるため、宅配便を利用したほうが合理的でしょう。

引っ越し時のライフライン手続きはでんきガス.netがおすすめ
引っ越し前日にはやることがたくさんあります。前日に落ち着いて搬出準備の仕上げができるようにするためにも、荷造りや引っ越し手続きなどは早めに済ませて、時間に余裕を持って当日を迎えられるようにしたいものです。最後まで気を抜かずに、あとひと息頑張りましょう。
また、電気やガスなどの手続きはもうされましたか?
面倒な電気やガス・インターネットの手続きにはでんきガス.net(0120-911-653)がおすすめです。でんきガス.netは、ライフライン手続きを一括手配できるので、手続きが電話一本で完了します。引越しの負担を軽くしたい方はぜひ利用してみてくださいね。
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