
引っ越し挨拶は賃貸でもするべき?挨拶の仕方やマナーを解説
賃貸住宅に引っ越しするとき、「挨拶ってしたほうがいいの?」と迷ったことはありませんか?
近年では、賃貸住宅にお住まいの方は、引っ越しの挨拶をしない方も増えています。しかし、可能ならば挨拶をしておいたほうがさまざまなメリットがあるのでおすすめです。
「挨拶って、どうやってすればいいの?」
「手土産はどんなものがいいの?」
この記事では、引っ越し挨拶をするメリット・デメリットを世帯ごとに解説しながら、挨拶のマナーや方法についても紹介しています!ぜひ最後までご覧ください。
▼引っ越し当日のやること一覧はこちら 引っ越し当日にやることを解説!当日の流れも合わせて紹介
目次
賃貸でも引っ越しの挨拶をするメリット
快適な新生活をスタートさせるためには、ご近所と良い関係を築き、気持ちよく生活できる環境作りが大事です。
引っ越しをしたら、近隣へ挨拶することが一般的と言われています。最近では、挨拶をしない人も増えてきてはいますが、入居時に挨拶をすることで近隣との交流を深め、困った時には助け合える関係作りが不可欠ではないでしょうか。
引っ越しの当日は、運搬用のトラックが入り口を塞いだり、運び出す騒音等が発生することが予想されます。そのため、ご近所へ迷惑が掛かる可能性を考慮して、事前にあいさつ回りを済ませておくことをおすすめします。
世帯ごとの挨拶のメリットを詳しく解説します。
ファミリーでの引っ越しの場合
子育て世代で小さなお子さんがいる場合は、必ず挨拶に行きましょう。
気をつけなくてはならないのが騒音の問題です。子供が歩き回る音や声の大きさなどで近隣とトラブルになる可能性があることを考え、挨拶の際に「ご迷惑をお掛けするかもしれません」と、ひとこと伝えておくと良いでしょう。
特に下階や隣へは、できる限りコミュニケーションをとっておくことで、多少の子供の大きな騒音にも理解してくれるかもしれません。
また、挨拶回りをすることで、同じような家族構成のご家族がいるかの確認もできます。
直接会って挨拶をすることで、親近感が生まれます。学校や自治会の催し物など子供を通しての関わりを増やせば、ご近所との良い関係を築いていけるでしょう。そのためにも、まずは引っ越しの挨拶をきちんとすませることをおすすめします。
カップルでの引っ越しの場合
若い世代の方だと、深い近所づきあいは望まない場合もあるでしょう。しかしマンションやアパートでの生活は、気をつけていても生活音が発生し、知らず知らずのうちに迷惑を掛ける可能性があります。
災害時などのことを考えると、近所に誰が住んでいるのか知っておくことはメリットになります。簡単な挨拶だけでもしておくと良いでしょう。
挨拶へ行く時は2人で行くことが望ましいです。
同棲生活をスタートさせるカップルであれば、「〇号室に引っ越してきました〇〇(苗字)です」と、彼の苗字を伝えましょう。同棲中であるとか、結婚はまだであるとか、詳細まで説明する必要はありません。気楽に挨拶をすませましょう。
単身者の引っ越しの場合
社会人や学生で1人暮らしをする際、防犯上の理由から引っ越し挨拶はしないという人が近年増加しています。
一般的には挨拶をしなくても良い傾向にあるようですが、よほど短期間の居住予定でなければ、簡単な挨拶をしておくことをおすすめします。
どんなことで近所の方に助けを求めなければならない事態に見舞われるかわかりません。
地震などの災害や、急なライフラインの停止など、不測の事態は急に起こるもの。近所の方と顔見知りになっておくと、困ったときにいろいろと助け合えるでしょう。
注意しておきたいのは、女性の一人暮らしのケースです。次の項目で詳しく解説します。
女性の一人暮らしの場合
女性の1人暮らしの場合は、引っ越し挨拶は省略してもかまいません。
理由は、女性の1人暮らしだということが知られると、防犯上あまりよくないからです。
それでも、隣近所にどのような方が住んでおられるのかは知っておきたいですよね。
そのためにはやはり挨拶をしておくとよいのですが、挨拶の仕方を少し工夫してください。
挨拶に行くときは、ご家族または知人男性と同伴で行くとよいでしょう。
管理会社や大家さんを通しての挨拶もおすすめです。
挨拶をしておくことで、周りにどんな人が住んでいるのか知ることができます。またいざというときに助けてもらえる関係が築けると、安心して生活を送ることができますね。
一人暮らしの方の挨拶方法については、↓の記事でも詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
挨拶をしないとどんなデメリットがある?

近年は引っ越しの挨拶をしない選択をする人も多くなってきています。
賃貸だとそもそも長期間の居住を想定していないためか、近所付きあいはしないと割り切って、挨拶をしない人も少なくありません。
また、1人暮らしの場合、防犯上の理由や詳しい生活環境を知らせたくないなどの理由で挨拶に行かないという選択をする人も多いようです。
挨拶をするかしないかは、住まいの状況と環境によって異なりますが、挨拶をしなかった場合にはどのようなデメリットがあるのかをお伝えします。
近隣への印象が悪くなる
先に入居している住民にとって、引っ越しでどのような人が新しく隣人になるのかは非常に気になるところです。それなのに、新しい入居者(あなた)からの挨拶がないと、第一印象を悪くする恐れがあります。
どんな人かわからない不安から、「挨拶もしない非常識な人」といった悪いイメージへと発展しかねません。
ファミリーの場合は、地域の行事や子どもの行事等で、いやでもご近所つきあいが発生します。
「あの家からは挨拶が無かった」「どんな人なのかまったく知らない」などと、挨拶をしなかったために後々気まずくなる可能性があります。
生活音によるトラブルを予防できない
近隣との間でよく挙げられるトラブルは、生活音や子どもの足音、ペットの鳴き声などの騒音トラブルです。
引っ越しの挨拶をしないことによって、ご近所さんとの間で騒音トラブルが大きく発展しやすくなる可能性があります。
まったく知らない人の住まいから生活音が聞こえてくると、人は不安から強い不快感を感じはじめ、相手になんとかして欲しいという感情が込み上げてきます。
このような場合でも、もし日頃から顔見知りになっておけば、さりげなく注意がしやすくなり、大きなトラブルに発展しにくくなります。
コミュニケーションをとりやすい関係作りのためにも、最初の挨拶はとても重要です。
非常時に近所の人を頼りづらい
天候による災害や、地震火事など、予期せぬトラブルに遭遇してしまうことがあるかもしれません。このようなとき、引っ越したばかりでだれも顔見知りのいない環境だと、1人で対処できるか不安になるでしょう。
一度も話したこともない近隣住民を頼るのは、なかなか勇気がいるものです。
たとえ一度でも挨拶をして顔を知っておけば、近隣住民へ助けを求めることもスムーズにできるのではないでしょうか。

賃貸住宅での引っ越し挨拶の方法は?

引っ越しする際は、お世話になった旧居と、これから入る新居の近隣へそれぞれ挨拶をするのが一般的なマナーです。実際の訪問時にどのように挨拶すればいいのか、どんなことに注意すればいいのかなど、挨拶のマナーやポイントについて詳しく解説していきます。
訪問で挨拶する場合(新居)
引っ越し挨拶は、訪問先の相手の迷惑にならないよう、手短に済ませるようにしましょう。
第一印象を明るいイメージにするため、身だしなみに気を使って、清潔感のある服装で挨拶に行くようにしてください。
訪問時、ファミリーの場合は可能な限り家族全員で行くようにします。
1人暮らしで挨拶をされる場合は、前述したとおり、防犯対策の意味も込めて家族や友人と同伴で挨拶をすることをおすすめします。
まず用件を伝える
引っ越し挨拶で伝える用件を前もって整理しておくと、当日慌てずに挨拶ができます。
訪問したら、まず「引っ越しの挨拶に伺いました〇〇です」と用件を伝えるようにします。
最初に「お忙しいところ申し訳ありません」とか「お時間よろしいでしょうか?」といった切り出しかたをすると、訪問セールスか怪しい団体か?と警戒されてしまうので注意しましょう。
挨拶時には、名前、部屋番号、引っ越しの日時を伝えて、「これからお世話になります。よろしくお願いします」と締めくくりましょう。
自己紹介する
自己紹介は、必要に応じて簡単に行いましょう。
例えば「この度、夫の転勤で〇〇(土地名)から越して来ました〇〇(苗字)と申します」とか、「結婚して新居をこちらに構えることになりました〇〇と申します」など。
氏名だけでなくほんの少しの自己紹介が含まれていると、親近感を持ってもらえるはずです。相手との共通点を見つけたら、軽くトークを広げてもよいでしょう。
小さな子供やペットがいる場合は、「子供が〇人(ペットが〇匹)おりまして、ご迷惑をおかけするかと思いますが、気になる場合は遠慮なくお伝えください」などと挨拶しておくと、好印象を与えられるかと思います。
粗品を渡す
挨拶の時には、手土産を持参しましょう。必ずしも渡さなければならないものではありませんが、印象が大きく変わってきますので、可能であれば用意したほうが無難です。
手土産は高価なものよりも、相手に負担の掛からない程度の粗品が一般的です。
粗品の選び方については後述します。
訪問で挨拶する場合(旧居)
旧居のご近所の方へ挨拶をする際は、お世話になったこと、引っ越し当日の騒音でお騒がせすることなどを伝えましょう。
一言もあいさつせずに退去してしまうと、マナーとしては良くありません。相手が不在のときは、はがきなどをポストに投函しておくだけでもかまいません。「立つ鳥跡を濁さず」のことわざがあるように、退去の挨拶をきちんと行って、旧宅への感謝をこめて退去しましょう。
手紙で挨拶する場合
引っ越しの挨拶は、直接訪問するのが一般的ですが、相手の不在が続いた場合や、日中に挨拶する時間がとれないときなどは、手紙やはがきで挨拶を済ませるのも1つの方法です。
【手紙の例文】
〇〇様。 この度、〇月〇日に〇〇(住所や部屋番号)に越して来ました〇〇と申します。 引っ越し当日は騒音等で大変ご迷惑をおかけいたしました。 直接ご挨拶に伺ったのですが、ご不在のようでしたので、 お手紙にて挨拶をする失礼をお許しください。 今後ともどうぞよろしくお願いします。 |
手紙で挨拶したあとも、 顔を合わせる機会があれば、そのときに改めてご挨拶しましょう。
賃貸住宅で引っ越し挨拶をするときのマナー
引っ越しでは挨拶の内容も大切ですが、その他にも気を配っておきたい点がいくつかあります。初対面の挨拶でどのような配慮が必要か見ていきましょう。
挨拶を行う範囲
引っ越しの挨拶は、マンションやアパートのような賃貸住宅では、両隣と上下階に行うのが一般的です。
大家さんや管理会社にも挨拶をしておくことをおすすめします。挨拶をすませておけば、ゴミの処分方法や、地域のルールなどの不明点があったときに、質問しやすくなります。
挨拶をするタイミング
引っ越し挨拶は、できれば「引っ越しの前日か当日まで」に済ませておきたいところです。
引っ越しの際、荷物の積み下ろし等の騒音で、ご迷惑をおかけするかもしれないことをお伝えしておいたほうが、気兼ねなく作業ができます。遅くとも引っ越し後2〜3日中に済ませておくとベストです。
訪問する時間帯は、早朝・夜間や食事時などの忙しい時間帯は避けて、日中(午前10時〜午後5時)に伺うようにします。
手土産の選び方と相場
手土産には、生活用品などの日常で使えるようなもので、相手が気を使わない程度の粗品を選ぶと良いでしょう。
手土産の予算は500円〜1000円程度で構いません。さまざまなアイテムが販売されていますが、タオルやふきん、台所用洗剤、地域指定のごみ袋、キッチンペーパーなどの消耗品などがおすすめ。だれもが生活で使用するものですので、喜ばれるでしょう。
お菓子などの食べ物を選ぶ際に気をつけたいのが、日持ちがするかどうかです。
アレルギーに関しても注意が必要です。不安な場合は食品以外で用意するとよいでしょう。
手土産には、「熨斗(のし)」をつけましょう。購入した店舗に、引っ越しの挨拶であることを告げると、適切な熨斗をつけてもらえます。
自分で熨斗をつける場合は、水引の蝶結びを選びましょう。表書きは、旧居のご近所への場合は「御礼」または「粗品」、新居へは「御挨拶」の文字を入れて、水引の下に苗字のみを記入します。

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引っ越し挨拶は賃貸でもするべきかどうか、メリットとデメリットについて解説しました。引っ越しをしたら、ご近所の方と良好な人間関係を築くためにも、ぜひ挨拶をしましょう。
挨拶時の重要なポイントは第一印象です。引っ越し当日を迎える前に、あらかじめ挨拶の準備を進めておくこともおすすめします。
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