
【2023年最新】北陸電力の値上げ情報まとめ
「北陸電力の電気料金の値上げ幅はどれくらい?」
「北陸電力の料金はなぜこんなに上がったの?」
「有効な値上げ対策は?」
こんな疑問や悩みをお持ちではありませんか?この記事では北陸電力が大幅な値上げに踏み切った理由や、値上げ幅、電気料金節約の方法まで詳しく解説します。
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※掲載内容は2023年8月時点の情報です。
目次
北陸電力の値上げ情報
北陸電力は2022年10月から、段階的な値上げについて発表してきました。
以下に最新情報から順に解説します。
2023年5月19日「規制料金」の料金改定を発表
2023年5月19日、北陸電力は規制料金の値上げを実施しました。一般の家庭の契約する、従量電灯Bの改定料金は以下の通りです。
■従量電灯B
料金の区分 | 単位 | 旧料金単価(円) ※2023年5月31日まで | 新料金単価(円) ※2023年6月1日以降 | ||
---|---|---|---|---|---|
B | 基本料金 | 10アンペア | 1契約 | 302.50 | 302.50 |
15アンペア | 1契約 | 453.75 | 453.75 | ||
20アンペア | 1契約 | 605.00 | 605.00 | ||
30アンペア | 1契約 | 907.50 | 907.50 | ||
40アンペア | 1契約 | 1,210.00 | 1,210.00 | ||
50アンペア | 1契約 | 1,512.50 | 1,512.50 | ||
60アンペア | 1契約 | 1,815.00 | 1,815.00 | ||
電力量料金 | 最初の120kWhまで | 1kWh | 19.99 | 30.83 | |
120kWhをこえ300kWhまで | 1kWh | 23.88 | 34.72 | ||
300kWhをこえる | 1kWh | 25.59 | 36.43 | ||
最低月額料金 | 1契約 | 241.80 | 302.50 | ||
口座振替のお客様についての特別措置 | 口座振替で、かつ初回振替により電気料金をお支払いの場合、1月につき初回振替割引額 | 1契約 | 55.00 | 55.00 |
2023年4月1日 自由料金の値上げを実施
2023年4月1日、北陸電力は自由料金の値上げを実施しました。
改定料金は以下の通りです。
■従量電灯ネクスト・節電とくとく電灯
(円/月・10A、円/kWh) | 現行料金 (2023年4月1日から適用) | 改定料金 (2023年7月1日から適用】 | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 10A~60Aの場合 | 302.50 | 302.50 | |
電力量料金 | 第1段階料金 | ~120kWh | 30.27 | 30.82 |
第2段階料金 | 121kWh~30kWh | 36.82 | 34.71 | |
第3段階料金 | 301kWh~ | 39.72 | 36.42 |
2022年11月30日「規制料金」の値上げを経済産業大臣に申請
2022年11月30日、北陸電力は先の発表による理由のとおり、経済産業大臣に2023年4月からの規制料金の改定を申請しました。
値上げの理由は、原子力発電所の長期化、電力小売り全面自由化による競争激化、ウクライナ紛争に伴う燃料価格・卸電力市場の価格高騰です。
この時点で値上げ幅は平均45.84%と、大幅な値上げになるとの意向でした。
2022年10月27日 すべての電気料金プランの値上げ検討を発表
2022年10月27日、北陸電力は2023年4月から電気料金を改定することを発表しました。
値上げの主な要因は、東日本大震災以降、志賀原子力発電所の停止が長期化、電力小売全面自由化による競争激化、ウクライナ紛争に伴う燃料価格・卸電力市場価格の高騰としています。
上記の理由に加え、2022年の連結経常利益は1,000億円の損失と、過去最大の赤字見込みであり、安定的設備保全や電力の安定供給に影響が出るとの見込みであるとの発表です。
北陸電力の値上げはいつから?
北陸電力の値上げは、以下の通りすでに実施されています。
- 規制料金プランは2023年6月1日から値上げ実施済み
- 自由料金プランは2023年7月1日から値上げ実施済み
- 高圧・特別高圧は2023年4月1日から値上げ実施済み
北陸電力の電気料金の規制料金と自由料金の違いは?
北陸電力の主な電気料金は、規制料金と自由料金です。
規制料金と自由料金の違いについて、以下のような違いがあります。
メニュー | 内容 |
---|---|
規制料金メニュー | ・電力自由化前からある電気料金サービス ・法的制限がある・料金改定に法的制限がある ・燃料費調整額の制限がある ・燃料費調整額が高くなると、自由料金に比べて電気代は安くなるが、燃料費調整額が安くなると電気料金が高くなる可能性がある |
自由料金メニュー | ・電力自由化後にできた電気料金サービス ・料金改定に法的制限がない ・燃料費調整額の制限がないので、燃料費が上がると電気代は上がる ・国の許可なく料金設定可能で、安くなる場合が多いが高くなる可能性もある ・割引やポイント還元がある |
本来規制料金メニューであれば、電気料金値上げの影響は受けにくいはずでしたが、今回は値上げ幅が大きいため、規制料金メニューの契約でも値上げの影響は大きいです。
北陸電力の値上げを行う理由
北陸電力が大幅な値上げをした主な理由は以下の通りです。
- 燃料費と卸電力市場からの電力調達コストの高騰
- 原子力発電所の停止による燃料費増加
- 厳しい経営環境による経営危機
順番に解説します。
燃料費と卸電力取引市場からの電力調達コストの高騰
燃料費と卸電力取引市場の電力調達コストは、大幅に増加しており、事態は深刻です。
北陸電力公式サイトの情報によると、主な燃料源である石炭の高騰は、ウクライナ紛争により、過去に類を見ない水準まで高騰しています。
また急激な円安の影響も大きく、以下のグラフの通り為替の推移も2022年3月あたりから上昇傾向です。

引用:北陸電力|規制料金メニューのお客様の電気料金の改定について
原子力発電所の停止による燃料費増加
北陸電力が値上げ実施に至るまでの料金は、志賀原子力発電所の稼働が織り込まれていました。
2008年の電源構成では、原子力発電が全体の19%でしたが、志賀原子力発電所の停止以降、その分のほとんどを火力発電とLNG(液化天然ガス)が補っており、火力発電割合は62%から67%に上昇しています。
前述の通り、燃料となる石炭が高騰しているにもかかわらず、火力発電割合が増えているのです。

引用:北陸電力|規制料金メニューのお客様の電気料金の改定について
厳しい経営環境による経営危機
燃料費高騰や円安の影響で供給コストが増加しても、規制料金メニューは法的制限もあり、値上げできない状況が2022年2月から続いていました。

引用:北陸電力|規制料金メニューのお客様の電気料金の改定について
このような状況で2022年の連結経常利益は1,000億円の損失となり、企業努力で対処できる状況ではなくなったため、過去最大の赤字となることは必至です。

引用:北陸電力|規制料金メニューのお客様の電気料金の改定について
以上のことから、北陸電力は値上げを断行する以外に道はなかったと、サイトで説明しています。
北陸電力の電気代はどれくらい値上げされた?
北陸電力は国の認可を受け、実質平均39.7%値上げしました。
一般的な家庭で月に230kWh利用した場合、6,200円だった電気料金が8,748円で41%増でしたが、国の補助を受け最終的に6,786円になっているという状況です。
主な電気料金メニューの改定影響額(月額のモデルケース)
■ご家庭のお客様の例
メニュー名称 モデルケース | 改定前のお支払い額 | 改定影響額 | 改定後のお支払い額 | (ご参考) 2023年6月分料金 |
---|---|---|---|---|
従量電灯B 契約電流30A 使用量 230kWh | 6,200円 | +2,548円 | 8,748円 | 6,786円 |
■商店・工場等のお客様の例
従量電灯C 契約容量 10kVA 使用量 710kWh | 21,153円 | +7,751円 | 28,904円 | 22,848円 |
---|---|---|---|---|
低圧電力 契約電力 8kWh 使用量 480kWh (力率 90%) | 16,477円 | +6,174円 | 22,651円 | 18,556円 |
引用:北陸電力|規制料金メニューのお客様の電気料金の改定について
規制料金と自由料金の具体的な値上げ額は以下の通りです。
「規制料金メニュー」の「従量電灯B」利用の場合
規制料金メニューの「従量電灯B」利用の場合、以下のような差額になります。
値上げ前 | 値上げ後 | 差額 | |
---|---|---|---|
基本料金(10A) | 302.50円 | 302.5円 | 0円 |
120kWhまで | 19.99円 | 30.83円 | 10.84円 |
120kWh~300kWhまで | 23.88円 | 34.72円 | 10.84円 |
300kWh以上 | 25.59円 | 36.43円 | 10.84円 |
「自由料金メニュー」の「従量電灯ネクスト」で利用の場合
自由料金メニューの従量電灯ネクストで利用の場合、以下のような差額になります。
料金 | 区分値上げ前 | 値上げ前値上げ後 | 差額 |
---|---|---|---|
基本料金基本料金 | 10A:302.50円 | 10A:302.50円 | なし |
電力量料金 | 最初の120kWhまで:30.27円 120kWh~300kWhまで:36.82円 300kWh以上:39.72円 | 最初の120kWhまで:30.82円 120kWh~300kWhまで:34.71円 300kWh以上:36.42円 | 最初の120kWhまで:0.55円 120kWh~300kWhまで:-2.11円 300kWh以上:-3.3円 |
北陸電力の値上げに効果的な対策
北陸電力の値上げに効果的な対策として、以下のような4つの方法があります。
- 料金プランの見直し
- 電力会社の乗り換え
- 家電製品の買い替えや使い方の工夫
- 太陽光発電や蓄電池の導入
それぞれ解説します。
料金プランの見直し
オール電化や深夜に電気を使うことが多いなら、夜間帯と土日祝日の昼間の電気料金がお得になるプランもあります。
北陸電力があらかじめ指定する日の節電に協力すると、電気料金が割引されるプランもおすすめです。
電力会社の乗り替え
新電力会社へ乗り替えると、電気料金が安くなる可能性が高いです。
新電力会社は独自のポイントサービスや他のサービスとセットで利用することで、さらに割引を受けられるケースもあります。
実際に安くなるかどうかは、しっかり確認が必要です。
どこの電力会社が良いかわからない場合はでんきガス.netのご利用をおすすめします。
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家電製品の買い替えや使い方の工夫
古いエアコンや冷蔵庫は、省エネ性能も違ううえ、経年劣化で性能も落ちています。電気代を節約したいのであれば、エアコンや冷蔵庫の買い替えを検討しましょう。
エアコンでは以下のような節電対策も有効です。
- エアコンのフィルターをクリーニングする
- 設定温度を1℃あげ、風量を強くして室内の空気を循環する
- 短時間の外出時は付けつけっぱなしにする
- 暖房はなるべくエアコンではなくこたつ・ストーブ・石油ファンヒーターなどを利用する
太陽光発電や蓄電池の導入
戸建住宅で屋根が利用できるなら、自治体の補助金を活用して屋根に太陽光発電と蓄電池を設置すれば、自前で電気が賄えます。初期費用に150〜200万円程度かかりますが、余った電気は電力会社に売ることも可能です。
ただし、各地方自治体によって補助金の額や条件がことなる点と、年々売電価格は下がっている点に注意が必要です。
小さな節電の工夫
小さな節電対策として以下のような方法もあります。
- 扇風機やサーキュレーターをエアコンと併用する
- 断熱カーテンや断熱シートで直射日光を避ける
- 冷蔵庫に食品を詰め込みすぎない
- 冷蔵庫の開け閉めはなるべく少なくする
- 洗濯機や乾燥機に入れる洗濯物の量はの規定容量の8割程度で使用する
- 使っていない家電製品のコンセントは抜いて待機電力を減らす
北陸電力から乗り換えるのにおすすめの新電力会社
北陸電力から乗り換えるのにおすすめの新電力は以下の2社です。
- キューエネスでんき
- Looopでんき
それぞれ解説します。
※窓口によっては対応エリアが異なる場合があります。
キューエネスでんき

キューエネスでんきは、Q.ENESTでんき株式会社が運営する新電力の1つです。
キューエネスでんきには、「エコHome」プランという独自プランがあります。
<おすすめポイント>
- 基本料金が大手電力会社よりも50%安い
- 沖縄を除く全国で利用できる
キューエネスでんきは、基本料金が大手電力会社よりも50%安く設定されているため、電気の使用量が少ない方でもお得になる可能性があります。また沖縄を除く全国で利用できます。先ずはキューエネスでんきを試してみたいという方におすすめです。
Looopでんき

Looopでんきは株式会社Looopが運営する新電力会社で、離島以外沖縄を含め全国で利用可能です。
Looopでんきは30分ごとに電気料金が変動するシステムを導入しています。料金単価が低い時間帯に、まとめて電気を使うことで電気料金がお得になる可能性があります。
大手電力会社(北陸電力)と電気料金を比較した際の年間節約額は以下のとおりです。
<北陸電力と比較>
電力会社 | 一人暮らし | 二人暮らし | 四人暮らし |
---|---|---|---|
Looopでんき(年間節約額) | 5,306円お得 | 17,221円お得 | 26,446円お得 |
※Looopでんき公式シミュレーションの算出データを参考にしています。
北陸電力の電気料金見直しでよくある質問
北陸電力の電力見直しでよくある質問は以下の通りです。
北陸電力の値上げはいつから?
北陸電力の値上げはすでに以下の通り実施されています。
・規制料金プランは2023年6月1日から値上げ実施済み
・自由料金プランは2023年7月1日から値上げ実施済み
・高圧・特別高圧は2023年4月1日から値上げ実施済み
北陸電力はどれくらい値上がりする?
北陸電力の規制料金プランの基本料金は変更はありません。
一般的な家庭の規制料金・自由料金プランは「内部リンク」をご覧ください。
北陸電力の値上げに効果的な対策は?
北陸電力の値上げに効果的な主な対策は以下の通りです。
・電力会社の乗り換え
・家電製品の買い替えや使い方の工夫
・太陽光発電の導入
・小さな節電の工夫
北陸電力からの切り替えにおすすめの電力会社は?
おすすめの電力会社は以下の2社です。
・キューエネスでんき
・Looopでんき
詳細は以下の記事をご覧ください。
▼北陸地方でおすすめの電力会社選びに迷ったら
【北陸地方】おすすめ電力会社一覧!北陸電力は高い?電気代比較!
北陸電力からの切り替えに迷ったら「でんきガス.net」
この記事では北陸電力の値上げについて、以下のことを解説しました。
- 北陸電力の値上げはすでに2023年4月から始まっている
- 北陸電力は約39%値上げした
- 値上げの主な理由は東日本大震災以降、志賀原子力発電所の停止が長期化、電力小売全面自由化による競争激化、ウクライナ紛争に伴う燃料価格・卸電力市場価格の高騰
- 電力料金値上げの対策としてプラン変更・電力会社の乗り換え・家電製品の使い方の工夫などがある
北陸電力の値上げは、暮らしに大きな影響を与えています。
電力会社を乗り換えるのは、電気代値上げの影響を少なくする効果的な方法です。
利用環境によってそれぞれ条件が違うため、乗り換え先はご自身の状況に応じてしっかり見極める必要があります。
あれこれ自分で調べるよりも、数ある新電力会社から条件にあうベストな会社を選んでくれ、面倒な手続きも一括代行してくれる「でんきガス.net」を利用してみてはいかがでしょうか。
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