【2023年7月】東北電力値上げ情報まとめ!いつから値上げ?料金プランはどうなる?

2023年5月19日、東北電力から「2023年6月1日から電気料金が値上がりします」という発表がありました。

では実際、東北電力は電気料金をどれくらい値上げしたのでしょうか?本記事では、東北電力の家庭向け低圧プランでの値上げ情報についてわかりやすく解説します。

<本記事を読むとわかること>

  • 東北電力の値上げ幅
  • 東北電力の値上げ後の料金プラン詳細
  • 大手電力会社の値上げ幅
  • おすすめの新電力会社

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※掲載内容は2023年7月時点の情報です。

東北電力の値上げ

東北電力の値上げ情報を以下にまとめました。

東北電力の料金推移

まずは、東北電力の料金推移から見ていきましょう。

2023年6月1日から平均25.47%の値上げ

東北電力は、2023年6月1日から「平均25.47%の値上げになる」と発表しました。

「従量電灯B:30A契約:260kWh/月」モデルで計算すると、従来は8,032円だったところ、2,110円値上げになり10,142円の支払いになります。

値上げになった電気料金の内訳は以下の3つです。

項目内容
①基本料金託送料金の変動分を反映
②電力量料金託送料金の変動分を反映・燃料価格を反映
③燃料費等調整額最新の電源構成を反映基準燃料価格を直前のものに置き換え
引用:東北電力 小売規制料金の見直しについて

上記3種類について値上げがありました。そして、具体的な電力量料金は以下のとおりです。(税込・円)

電力量料金旧単価新単価
15kWhをこえ120kWhまで22.0529.71
120kWhをこえ300kWhまで28.8036.46
300kWh超過分32.7540.41
引用:東北電力 電気料金新旧単価一覧表

2023年6月1日からは、平均8.31円/kWhの値上がりとなりました。

また、実際に支払う際には上記の値上がり分だけでなく、以下2種類の要素で増減があります。

項目内容
①燃料費等調整額発電にかかる燃料費を電気料金に反映
増減あり
②再生可能エネルギー発電促進賦課金1.40円/kWhが支払い時に加算
東北電力の燃料費調整額は「東北電力 燃料費調整単価のお知らせ」のページでご確認ください。

2022年11月に値上げ実施を国に申請

2022年11月、東北電力は経済産業大臣に値上げを申請していました。当時の値上げ申請幅は「平均32.94%」で、かなりの値上がりになるのではとの予想でした。

その後、2023年3月に補正申請が行われ、値上げ幅は「平均25.47%」へと縮小されました。そして2023年6月より値上げが適用になったという流れです。

申請時よりは値上げ幅が縮小されたとはいえ、家庭の負担はかなり厳しいものになりそうです。

東北電力はなぜ値上げになったのか

ではなぜ、東北電力はここまで値上げをしなければいけなかったのでしょうか。主な理由は以下の3つです。

  • 福島県沖を震源とする地震の影響
  • ロシアによるウクライナ侵攻によるLPGの高騰
  • 電力市場価格の高騰

2023年3月の決算では、東北電力の赤字額は1,275億円との発表がありました。最大限の経営効率化の実施を前提に、値上げの申請に踏み切ったようです。

東北電力の料金プランはどうなる?

では、東北電力の主な契約メニューの料金プラン値上げ後の価格を見てみましょう。

1ヶ月のご使用量2023年5月までの料金値上げ申請した料金
改訂料金値上げ額値上げ率
従量電灯B(30A)260kWh8,032円10,142円2,110円26.27%
従量電灯C(13kVA)810kWh29,956円36,675円6,719円22.43%
低圧電力(6kW)340kWh13,796円16,652円2,856円20.70%
引用:東北電力 小売規制料金の見直しについて

従量電灯Bは26.27%の値上げ率になり、家計に大きな負担がかかってしまう結果となりました。

大手電力会社はどれくらいの値上げになった?

東北電力を含む大手電力会社7社は、2023年6月1日より電気料金の値上げを行いました。では、東北電力以外の大手電力会社はどれくらいの値上げを行ったのでしょうか。

値上げ情報を以下にまとめました。

北海道電力の値上げ幅

北海道電力では、「従量電灯B:30A契約:230kWh/月」モデルで計算すると「22.6%」の値上げ幅となりました。

下図のとおり、電力量料金は託送料金値上げ分+小売料金見直し分と合わせて「7.81円/kWh」の値上げです。

引用:北海道電力

東京電力エナジーパートナーの値上げ幅

東京電力エナジーパートナーでは、「従量電灯B:30A契約:260kWh/月」モデルで計算すると「12.9%」の値上げ幅となりました。

電力量料金としては、下図のとおり「4.96円/kWh」の値上げとなり、大手電力会社の中では値上げ幅が抑えられています。

引用:東京電力エナジーパートナー

北陸電力の値上げ幅

北陸電力の値上げ幅は、大手電力会社内で最大のものとなりました。平均値上げ幅は「39.7%」とかなりの負担です。

「従量電灯B:30A契約:230kWh/月」モデルで計算すると、支払額が+2,548円になります。電力量料金としては、「10.84円/kWh」の値上げです。詳細は下図のとおりです。

電力量料金旧単価新単価
15kWhをこえ120kWhまで19.9930.83
120kWhをこえ300kWhまで23.8834.72
300kWh超過分25.5936.43
引用:北陸電力

中国電力の値上げ幅

中国電力では、「従量電灯A:260kWh/月」モデルで計算すると「27.54%」の値上げ幅となりました。これは東北電力とほぼ同じ値上げ幅です。

電力量料金としては、下図のとおり「8.18円/kWh」の値上げです。

引用:中国電力

四国電力の値上げ幅

四国電力では、「従量電灯A:260kWh/月」モデルで計算すると「29.2%」の値上げ幅となりました。

電力量料金としては、「7.74円/kWh」の値上げです。具体的な金額は下図のとおりです。

新料金旧料金値上げ幅値上げ率
9,537円7,382円+2,155円29.2%
引用:四国電力

値上げしなかった電力会社は?

大手電力会社6社が値上げに踏み切った一方で、値上げを行わなかった電力会社もありました。

<値上げを行わなかった電力会社>

  • 関西電力
  • 九州電力
  • 中部電力ミライズ

なぜ値上げを行わなかった?

関西電力・九州電力の電源構成では原子力発電が3割程度を占めています。そのため、燃料費高騰の影響を受けにくく、値上げには至りませんでした。

中部電力の場合、その電源構成には原子力発電が含まれていません。しかし、中部電力は元々高価格設定だったこともあり、値上げしなくても黒字化が可能との見通しを示しています。

電気料金の値上げ対策は?

電気料金の値上げ対策はどのようにすればいいのでしょうか。節電は当然として、それ以外のポイントを3つ紹介します。

生活に合った料金プランを選ぶ

電力会社では、様々な電気料金プランが用意されています。まずは自分の生活にあわせた料金プランを選びましょう。

例えば、平日の昼間に比べて夜間や休日の電力量料金がお得な料金プランもあります。電気をよく使う時間帯を工夫することで、電気代を安くすることができます。

キャンペーンやセット割を利用する

ポイント還元などのキャンペーンや、ガスとのセット割など、電力会社ではとてもお得な施策を打ち出しています。これを利用しない手はありません。

最近は様々なものが値上がりしています。電気・ガス・通信関係などを上手にまとめてセット割を使ってみましょう。まずは月々の固定費を見直してみてはいかがでしょうか。

新電力会社と契約する

2016年4月の電力の自由化から、電力事業に多くの企業が参入し始めました。大手電力会社しか知らないという人も多いのではないでしょうか。電力会社を切り替えてみるのも値上げ対策の一つです。

新電力会社は、とてもお得な料金プランを提供しています。次項でおすすめの新電力会社を紹介しますので、あわせて参考にしてください。

東北電力から切り替えるのにおすすめの新電力会社

東北電力から切り替えるのにおすすめの新電力会社をご紹介します。

※窓口によっては対応エリアが異なる場合があります。

Looopでんき

Looopでんき

Looopでんきは、電力の自由化に伴って登場した電力会社です。独自の電気料金プランである「スマートタイムONE」を提供しています。

<おすすめポイント>

  • 電力量料金は30分ごとに変動する
  • 全国(離島を除く)が供給の対象

Looopでんきは電力量料金が30分ごとに変動する仕組みでアプリから時間ごとの電気料金を確認できるため、電気を使う時間を調整できる方におすすめの電力会社です。

新日本エネルギー

新日本エネルギー

新日本エネルギーは、地域の皆様にお得な電気を!をモットーに、全国(沖縄と一部離島を除く)で電気供給をしています。提供元の株式会社NEXT ONEは、電気事業のほかにも情報通信事業やモバイル事業を行っています。

<おすすめポイント>

  • 全国(沖縄と一部離島を除く)で供給可能
  • 電気量料金の2段階目以降は地域電力よりもお得な設定になっている

電気料金はお得な設定になっていますが、基本料金や燃料調整費を含む金額を詳しく知りたい方は、直接新日本エネルギーに問い合わせすることをおすすめします。

東北電力に関するよくある質問

東北電力に関するよくある質問をまとめました。

東北電力への問い合わせ方法は?

東北電力への各種お問い合わせは、下記の電話番号へご連絡ください。

・電話番号 0570-550-220
・受付時間 月曜〜金曜 9:00〜17:00(祝日・年末年始を除く)

東北電力の供給エリアは?

東北電力の供給エリアは以下の7県です。

・青森県
・岩手県
・秋田県
・宮城県
・山形県
・福島県
・新潟県

東北電力を解約するには?

東北電力を解約する方法は4種類あります。以下をご参照ください。

・東北電力くらしサポート
https://www.tohoku-epco.co.jp/dprivate/inquery/
・東北電力よりそうeねっと
https://www3.zf1.tohoku-epco.co.jp/
・東北電力公式LINEアカウント
https://web-entry.tohoku-epco.co.jp/line_info/

・電話での解約
電話番号 0120-066-774
受付時間 月曜〜金曜 9:00〜17:00(祝日・年末年始を除く)

別の電力会社に切り替える場合、東北電力への解約連絡の必要はありません。

東北電力で解約金はかかる?

東北電力では、解約金や違約金はかかりません。
なので気軽に解約手続きができるでしょう、ご安心ください。

電気料金を少しでも安くしよう

ここまで、東北電力の値上げ情報について解説してきました。以下、本記事のまとめです。

<本記事のまとめ>

  • 東北電力の値上げ幅は平均25.47%
  • 一般的な従量電灯Bモデルで計算すると2,110円の値上げ
  • 節電以外にも値上げ対策が必要
  • おすすめ新電力会社は「Looopでんき」「新日本エネルギー」

本記事で解説したように、政府による「電気・ガス価格激変緩和対策」は2023年9月までとなっています。つまり、10月以降さらに家計の負担が増える可能性があります。

この機会に新電力会社に切り替えて、月々の電気料金を少しでも安くしてみてはいかがでしょうか。

また、東北電力からどの電力会社に乗り換えればよいのかお悩みの方は、でんきガス.net(0120-911-653)の利用がおすすめです。

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