家計の見直しは固定費から!節約方法を解説

固定費の見直しは、家計の節約術のうち効果の大きいもののひとつです。

しかし、固定費には簡単に見直せるものや見直すのが難しいもの、見直しによる節約効果が大きいものや効果がそれほど見込めないものなど様々あり、どこから手をつければよいのか迷ってしまいますよね。

そこで、今回は固定費見直しチェックシートを作成しました。
ダウンロードもできるので、ぜひ活用してみてください。

固定費見直しチェックリスト

また、本記事では、各固定費の具体的な見直し方のアイデアも紹介します。
ぜひこの機会に固定費を見直して、日々の出費を抑えて家計を整理してください。

※掲載内容は2025年3月時点の情報です。

見直しできる固定費一覧

見直し可能な固定費としては、主に以下の9つが挙げられます。

固定費難易度見直し方
電気代・料金が安い電力会社に切り替える
・電化製品の使い方を改善する
ガス代・料金が安いガス会社に切り替える
・ガス製品の使い方を改善する
水道代・節水する
インターネット代・料金が安いインターネット会社に切り替える
・ネットが無料の物件に引っ越す
スマホ代・格安SIMやサブブランドのキャリアに切り替える
・プランを見直す
サブスクリプションサービス代・不要なサブスクリプションサービスを解約する
保険料・保障額やプランを見直す・ネット保険に切り替える
車の維持費・保険料や車検費用、税金を抑える
・燃費のよい車に乗り換える
住宅費・賃貸:家賃交渉や家賃の安い物件への引っ越しを行う
・持ち家:ローンの一括返済や借り換えを行う

何から手をつけたらいいのかわからない場合は、難易度が比較的低い電気代・ガス代・水道代・インターネット代・スマホ代・サブスクリプションサービス代の見直しから始めるのがおすすめです。

それぞれの固定費の見直し方について以降で詳しく解説するので、チェックして実践してみてください。

電気やガスの見直しは、でんきガス.net(0120-911-653)へご相談ください。
専門のスタッフが地域や電気の使用量に合わせてお得に使える可能性がある電力会社を紹介します。

電気代|固定費の見直し・節約

電気代は、どの家庭でも発生している固定費のひとつです。比較的簡単に見直せる一方で節約効果が高いことから、固定費の見直しを検討している人は、まず電気代から着手してみるとよいでしょう。

電気代の見直し・節約の方法としては、以下の2つが挙げられます。

  • 料金が安い電力会社に切り替える
  • 電化製品の使い方を改善する

料金が安い電力会社に切り替える

2016年4月から始まった電力自由化により、家庭で利用する電力会社を自由に選択できるようになりました。
電気代の見直しでは、より料金が安い電力会社に見直すことで、家計に占める電気代を抑えられます。

例えば、おすすめの新電力会社としては、以下の6社などがあります。

電力会社キューエネスでんきLooopでんき東京ガス東邦ガスTOKAIでんきHTBエナジー
プラン名エコHomeプラン
(エコHome A)
スマートタイムONE電気ガスセットファミリープランTOKAIでんきSオール電化プラン
(ぜんぶでんき)
基本料金20A:321.14円
30A:481.71円
40A:642.28円
50A:802.85円
60A:963.42円
①契約電力(kW)×[託送基本料金(原価)
+容量拠出金相当額(原価)]
30A:885.72円

40A:1,180.96円

50A:1,476.20円
30A:908.42円

40A:1076.56円

50A:1397.70円
30A:1,185.00円

40A:1,492.00円

50A:1,799.00円
286.00円/kVA

10A:458.33円/kW
電力量料金1kWhあたり:41.64円②電源料金(30分ごとに変わる料金)
③使用電力量(kWh)×[サービス料
+託送従量料金(原価)+再生可能エネルギー発電促進賦課金]
②+③=電力量料金
0~120:29.90円

121~300:35.41 円

301~:37.48円
※40A以上の場合

0~120:21.31円

121~200:25.45円

201~250:25.47円
0~120:23.82円

121~300:25.97円

301~:27.81円
午前6時〜翌午前1時:
25.28円

午前1時〜午前6時:
17.78円
特徴環境に優しい電気が使えて
基本料金は地域電力より50%も安い
30分ごとに電気料金単価が変動するガスと一緒にするとセット割が適用される支払い200円につき1ポイント貯まる電気をたくさん使うほどお得かけつけサービスが無料

新電力会社は各社ごとにサービスを提供しているエリアが決まっているため、自宅で利用できる会社を選択しましょう。

料金見積もりは各社Webサイトでシミュレーションができる場合があるため、今の料金からどう変わるのかは事前にチェックしてみてください。

おすすめの新電力会社については、以下の記事で詳しく紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

▼電力会社の乗り換え先に迷ってる方はこちら
500人が選んだ新電力ランキング!乗り換え先におすすめの電力会社・アンケート調査

また、電力会社の切り替えを検討している方は、でんきガス.net(0120-911-653)へお電話ください。
専門スタッフが、お住まいの地域や電気使用量に合わせてお得に使える電力会社を手配します。

受付窓口 でんきガス.net
電話番号 0120-911-653
受付時間 8:00~20:45(年末年始を除く)
Web受付は24時間受付

電化製品の使い方を改善する

電化製品の使い方を改善するだけでも、電気代をある程度節約できます。電化製品の節電アイデアとしては、以下の表のようなものがあります。

電化製品節電アイデア
冷蔵庫・ものを詰め込み過ぎない
・開閉回数を少なく、開閉時間を短くする
エアコン・夏は28℃、冬は20℃を目安にする
・サーキュレーターと併用する
・フィルターを2週間に1回ほど掃除する
洗濯機・まとめて洗濯し、洗濯回数を減らす
照明・LED電球に交換する

電化製品の省エネ性能は年々進化しており、新しいものほど電気代を節約できる性能や機能を備えている傾向があります。

古い型式のものを使っている場合は、新しいものへの買い替えも検討してみてください。また、使っていない電化製品の待機電力を抑えるのも有効です。

使わないものはプラグを抜くか、スイッチ付き節電タップで通電を停止しておきましょう。

ガス代|固定費の見直し・節約

オール電化を除いた家庭では、ガス代も見直すべき固定費の1つです。電気代と同じく、ガス代も比較的簡単に見直せて高い節約効果が見込めます。
ガス代の見直し・節約の方法としては、以下の2つが挙げられます。

  • 料金が安いガス会社に切り替える
  • ガス製品の使い方を改善する

料金が安いガス会社に切り替える

2017年4月から電力会社と同様、ガス会社も自由に選択できるようになりました。できるだけ料金の安いガス会社に切り替えれば、毎月のガス料金を節約可能です。ガス会社のなかには、電気とガスがセットのプランを提供しているところもあります。

セットのプランでは、電気代とガス代を両方お得に使える場合があるため、電気・ガスの両方を一度に見直したい方は要チェックです。

ガス会社の切り替えを検討中の方も、ぜひでんきガス.net(0120-911-653)へお電話ください。専門スタッフが、お住まいの地域やガス使用量に合わせてお得に使えるガス会社を手配します。

受付窓口 でんきガス.net
電話番号 0120-911-653
受付時間 8:00~20:45(年末年始を除く)
Web受付は24時間受付

ガス製品の使い方を改善する

ガスを使う製品の使用方法を見直せば、ガス料金を抑えることができます。ガス代を節約するアイデアとしては、以下の表のような方法が一般的です。

ガスを使う製品節約アイデア
風呂・シャワー・給湯温度を下げる
・浴槽に入れる湯の量と追い焚き回数を減らす
キッチンコンロ・こまめに手入れする
・炎の量を適切に調節する
・電子レンジと併用する

水道代|固定費の見直し・節約

水道代も、どの家庭でも発生する固定費です。ただし、市区町村別に水道料金は決まっているため、電力会社・ガス会社のように契約先を切り替えて料金を下げることはできません。

水道代を節約するためには、日々の節水が重要です。今すぐに始められる節水アイデアとしては、以下の表のようなものがあります。

場所・シーン節水アイデア
浴室・浴槽に貯めるお湯の量を減らす
・節水シャワーヘッドを使う
洗濯・浴槽の水を再利用する
・まとめて洗濯をして、回数を減らす
キッチン・流し洗いではなく、ため洗いをする
・食洗機を導入する
トイレ・トイレを流すとき、大と小を適切に使い分ける

上記のような節水アイデアは、同居人が多い家庭ほど徹底したときの節約効果が大きくなります。

インターネット代|固定費の見直し・節約

自宅でWi-Fiが使えるようにインターネットの契約をしている家庭では、インターネット代も見直し可能な固定費です。
電気代やガス代と同じく見直しによる効果が大きい固定費なので、ぜひこの機会に見直しを検討してみてください。

インターネット代を見直す方法には、以下の2つがあります。

  • 料金が安いインターネット会社に切り替える
  • ネットが無料の物件に引っ越す

料金が安いインターネット会社に切り替える

インターネット代はサービスを提供している会社によってさまざまなので、会社を切り替えることで料金を抑えられる可能性があります。また、自宅で使うインターネット回線には光回線・ホームルーター・ポケットWi-Fiなどの種類があり、使い方によってどの回線がお得に使いやすいかは異なります。

インターネット代を抑えたい場合は、使い方にあったインターネット回線を選んだうえで、料金が安い会社に乗り換えるとよいでしょう。自宅で使うインターネット回線なら、料金・通信速度・キャンペーンなどを考慮すると光回線がおすすめです。

光回線の具体的な選び方やおすすめの回線については以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せてチェックしてみてください。

▼おすすめの光回線はこちらからチェック!
【2024年最新】光回線選びで失敗したくない方必見!条件別におすすめの光回線8社を厳選し徹底比較!

また、自分に合うインターネット回線がわからない場合は、インターネット開通窓口(0120-473-023)にお電話ください。専門スタッフが、自宅の住所やご希望の条件などから最適な回線をご提案します。

インターネット開通窓口0120-473-023
営業時間8:00~20:45(年末年始を除く)

ネットが無料の物件に引っ越す

引っ越しを検討中の場合は、インターネットが無料で使える物件に引っ越すのもありです。

別途インターネット回線を契約しなくてもWi-Fiなどが使える物件のことで、インターネット代を払う必要がなくなります。

ただし、通信速度や安定性は引っ越すまでわからず、不満があっても回線の変更などが難しいケースがほとんどなので、ネット回線にこだわりのある方には不向きです。

スマホ代|固定費の見直し・節約

いまや誰もが1台は持っているスマホの料金も、見直すべき固定費の1つです。スマホ代を見直す方法には、以下の2つがあります。

  • 格安SIMやサブブランドのキャリアに切り替える
  • プランを見直す

格安SIMやサブブランドのキャリアに切り替える

ソフトバンク・au・ドコモの3大キャリアを利用している場合は、格安SIMやサブブランドキャリアに乗り換えることで、スマホ代を節約できる可能性があります。

格安SIMやサブブランドキャリアには、以下の表のようなものがあります。

SIM概要
Y!mobileソフトバンクのサブブランドキャリア
LINEMOソフトバンク回線のオンライン専用プラン
UQmobileauのサブブランドキャリア
povoau回線のオンライン専用プラン
ahamoドコモ回線のオンライン専用プラン
楽天モバイル第4のキャリアとも呼ばれる楽天のキャリア
NUROモバイルSo-netが提供する格安SIM
BIGLOBEモバイルBIGLOBEが提供する格安SIM

キャリアによっては家族で揃えた場合に割引が適用できるものや、勧誘するとポイントがもらえる場合もあります。家族で同じキャリアを使用している方は、全員で契約の見直しをすることで節約に繋がるでしょう。

また、「スマホ・格安SIM」に関する情報を発信している総合通信情報サイト『Xmobile通信』によると、スマホ本体の割引や月額料金も割安になるキャンペーンを実施している会社も多いようです。切り替えで月々の支出をさらに軽減できるかもしれません。

プランを見直す

キャリアを変えずにプランを見直すだけでも、スマホ代を下げられる可能性があります。

例えば、毎月の通信量が5GB程度なのにも関わらず、20GB使えるプランに加入していたというようなケースでは、通信量が小さいプランに変更することで料金を節約可能です。

また、ソフトバンクならソフトバンク光、auならau光など、スマホキャリアとインターネット回線とのセット契約にすることで割引特典を利用できる場合もあります。

例えば、3大キャリアのスマホでセット割が利用できる光回線には、以下のようなものがあります。

キャリアセット割が利用できる光回線
ソフトバンクソフトバンク光・NURO光
auauひかり・BIGLOBE光
ドコモドコモ光

セット割の条件によっては、家族全員のスマホ代がそれぞれ1,000円ほど安くなる場合もあります。

使用しているスマホキャリアでセット割が利用できるインターネット回線が知りたい場合は、インターネット開通窓口(0120-473-023)にお電話ください。

サブスクリプションサービス代|固定費の見直し方法

固定費を見直す際は、サブスクリプションサービス代も確認しておきましょう。

動画・漫画・音楽配信サービスや、スマホのオプションサービスなどは、利用していないのに契約したままで忘れてしまっている場合があります。

サブスクリプションサービスの月額料金支払いには、クレジットカードを使っている場合がほとんどです。不要なサブスクリプションサービスに加入していないかどうかは、クレジットカードの履歴をチェックして確認してみてください。

スマホのオプションとして追加したサブスクリプションサービスなどは、スマホ料金と一緒に請求されていて、クレジットカードの明細では見つけられない可能性もあります。
不安な場合は、スマホキャリアの料金支払い明細なども併せてチェックしておきましょう。

保険料|固定費の見直し方法

生命保険などに加入している場合は、保険料も見直せる固定費です。
保険料を見直す方法には、主に以下の2つがあります。

  • 保障額やプランを見直す
  • ネット保険に切り替える

保障額やプランを見直す

料金と保障の内容をチェックして、無駄に料金が高いものに加入していないかどうか確認してみましょう。保障を充実させるために特約などを追加している場合、特約を外すことで保険料を下げられるかもしれません。

ネット保険に切り替える

対面販売の保険に加入している場合は、ネット保険に切り替えると料金が安くなる可能性があります。

ネット保険とは、インターネット上で契約ができる保険のことで、対面販売をしている保険と比較して保障がシンプルで料金が安いのが特徴です。ネット保険の料金はインターネットでシミュレーションできるため、気になる場合は現在の保険料と比較してみるとよいでしょう。

車の維持費|固定費の見直し方法

車を所有している場合は、車の維持費も見直したい固定費です。車の維持費を見直す方法としては、以下のようなものが挙げられます。

維持費の種類節約アイデア
保険料・搭乗者傷害保険や車両保険、特約などを見直す
車検費用・車検する店を料金が安いところに変更する
税金・自動車税や重量税が安い小型の車に乗り換える
ガソリン代・ハイブリッド車など燃費のよい車に乗り換える
・短距離の移動では車を使わない

現在は、カーシェアなどのサービスも登場しており、それほど車に乗る頻度が高くなければ、それらのサービスを利用するのもおすすめです。

住宅費|固定費の見直し方法

家賃や住宅ローンの支払いも固定費の1つです。簡単に見直せる固定費ではありませんが、検討の余地があれば試してみるのもよいでしょう。

賃貸|家賃交渉や家賃の安い物件への引っ越しを行う

賃貸物件に住んでいる場合は、管理会社や大家さんに家賃交渉をすると、家賃を下げられるかもしれません。

ただし、特別な理由がなければ入居中の交渉に応じてもらえる可能性は低いでしょう。転居を検討中なら、家賃が安い物件へ引っ越すのがシンプルです。管理費や駐車場費などの総額を比較して、安く住める物件を探してみてください。

持ち家|ローンの一括返済や借り換えを行う

持ち家に住んでいる場合は、ローンを一括返済するとその後の固定費をなくすことができます。

ローンの支払いには利息も含まれるため、一括返済したほうが総額ではお得になる場合がほとんどです。あるいは、ローンの借り換えによっても月々の支払い額を抑えられる可能性があります。

借り換えによって支払額がどのように変化するかは借り換え先によって異なるため、複数の会社を比較してお得なところを選んでください。

固定費見直しに関するよくある質問

固定費見直しに関するよくある質問と、その回答を紹介します。

固定費を見直すとどんな効果がある?

固定費を見直すと、継続的に発生する出費を抑えられます。
節約したお金は、貯蓄に回したり投資に充てたりとさまざまな用途で活用可能です。

電気代やガス代などは見直して料金を下げても、基本的にはサービスの質が落ちるわけではないため、積極的に見直しすることをおすすめします。

一人暮らしの固定費はどのくらいが相場?

政府の統計データによると、2023年の単身世帯の固定費目安は、以下のとおりです。
・電気代
金額目安:6,726円

・ガス代
金額目安:3,359円

・水道代
金額目安:2,239円

・通信費(インターネット・スマホ)
金額目安:6,610円

・住宅費
金額目安:23,799円

出典:e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 単身世帯
車を所有していたり保険に加入していたりする場合は、その分の費用が加算されます。

固定費のほかに出費を抑える方法はある?

食費などの変動費を抑えれば、固定費を一通り見直したあとにも出費を抑えられます。

コンビニではなく安売りをしているスーパーを使うなど、買い物をする場所を精査すると変動費を抑えられるでしょう。

また、各種ポイントを貯めるポイ活も手軽に始められて家計を助けられるアイデアの1つです。
買い物をするときにポイントカードを使ったり、ポイ活サイトを通して買い物をしたりするなどしてポイントを貯めれば、1ポイント=1円などに変えて使えます。

定期的に固定費を見直して出費を抑えよう

本記事では、電気代・ガス代・スマホ代などの固定費の見直し方について詳しく解説しました。固定費は一度見直して終わりではなく、定期的に見直すことで無駄をなくすことができます。

それぞれの固定費がどのくらい発生しているのかをこまめにチェックして、余分な費用がかかっていれば見直しを検討しましょう。固定費の中でも見直しのしやすい電気・ガスの見直しは電力会社・ガス会社の切り替えがおすすめです。

電気やガスの見直しは、でんきガス.net(0120-911-653)へご相談ください。専門のスタッフが地域や使用量に合わせてお得に使える電力会社選びをサポートから手配まで行ってくれます。

受付窓口 でんきガス.net
電話番号 0120-911-653
受付時間 8:00~20:45(年末年始を除く)
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