動力契約 開始 電話番号

動力契約は個人でもできる?東京電力の契約条件と手続き方法を解説

本記事では、東京電力の個人での動力契約について紹介しています。業務用機器の導入を考えている個人事業主の方は、条件を確認してから手続きをしましょう。

また、電気ガス開始受付センター(0120-911-653)でも動力契約を含めた電気の開通手続きが可能です。専門のスタッフが様々な電力会社から最適なプランを手配してくれるため、楽に手続きしたい方は一度お電話ください。(東京電力のパートナー企業ではありません)

受付窓口 電気ガス開始受付センター
電話番号 0120-911-653
受付時間 8:00~20:45(年末年始を除く)
Web受付は24時間受付
※電気ガス開始受付センターは新電力紹介を含む電気やガスの開通専用窓口です。
▼法人の電気契約にはこちらもおすすめ
法人と個人の電気契約の違いとは?法人契約の申し込み連絡先・電気の種類について

▼動力契約について詳しく知りたい方はこちら
電気の動力契約|動力契約とは?開始の連絡先や流れを解説

※掲載内容は2025年9月時点の情報です。

東京電力|動力契約は個人でも契約できる?

個人でも東京電力の動力契約(低圧電力)を結ぶことは可能です。ただし、一般家庭では動力機器(例:業務用エアコンやエレベーター)を使用するケースが少ないため、個人での契約はまれです。

例えば、自宅で小規模な工房を運営したり、業務用機器を使用する個人事業主であれば、動力契約を検討する価値があります。ただし、動力契約は基本料金が高めに設定されているため、電力使用量が少ない場合はかえって割高になる可能性があります。

動力契約の基本

動力契約とは、業務用冷蔵庫、エレベーター、ポンプ、モーターなど、三相200Vで動作する大型動力機器を動かすための電力契約です。

一般家庭でよく使われる電灯契約(従量電灯BやCなど)とは異なり、動力契約は主に商店、事務所、小規模な工場などで利用されます。東京電力では、この動力契約を「低圧電力」と呼び、契約電力が原則50kW未満のユーザー向けに提供しています。

電灯契約との違い

動力契約と電灯契約の主な違いは以下のとおりです。

項目電灯契約動力契約
供給電圧単相100Vまたは200V三相200V
料金体系使用量に応じて単価が3段階で変動基本料金+電力量料金
(季節区分で単価が変わる場合あり)
主な用途照明・家電など家庭用機器エアコン・ポンプ・モーターなど
業務用大型機器

電灯契約は一般家庭向けで、基本的にコンセントで使える機器に対応しています。一方で動力契約は、業務用・商業施設・工場などで使われる高出力機器に適しています。

使用する用途によって動力契約か電灯契約かが異なるため、まずは使用する機器を確認してみましょう。

動力契約 開始 電話番号

東京電力|個人で動力契約する時の条件と料金体系

ここからは、個人で動力契約する時の条件と料金体系について解説します。

契約対象となる条件

東京電力の低圧電力プランは、以下のような条件を満たす場合に契約可能です。

項目内容
契約電力原則として 50kW 未満
使用機器三相200Vで動作する動力機器
例:モーター、業務用エアコン、業務用冷蔵庫、エレベーターなど
対象施設商店、事務所、小規模工場、個人宅
※動力機器を導入している場合
個人宅の例・自宅工房で旋盤やコンプレッサーを使用
・ホームエレベーターを設置している場合など
※参考:東京電力「低圧電力」

料金体系(基本料金・電力量料金)

東京電力の低圧電力プランの料金は以下の要素で構成されます。

項目内容
基本料金契約電力(kW) × 1,098円05円
(2025年9月検針日前まで)
※9月以降は 1,098.05円/kW に変更予定
力率割引・割増・力率が85%以上 → 5%割引
・力率が85%未満 → 5%割増
※適用条件は電力会社により異なる
電力量料金(夏季)27.14円/kWh(7月1日~9月30日)
電力量料金(その他季)25.57円/kWh(10月1日~翌年6月30日)
燃料費調整額毎月変動
再生可能エネルギー発電促進賦課金固定
※参考:東京電力「低圧電力」

例えば、契約電力15kW、力率90%、電気使用量920kWh(その他季)の場合、電気料金は以下のように計算されます:

  • 基本料金:1,138.46円 × 15kW × (1.85 – 0.90) = 16,223.05円
  • 電力量料金:23.84円 × 920kWh = 21,932.8円
  • 合計(燃料費調整額等を除く):約38,155.85円

このように、動力契約は使用電力量が多いほど電灯契約よりも割安になる傾向があります。

東京電力|個人で動力契約する時の手続きと事前準備

個人で動力契約をする時の手続きと準備について紹介します。

事前準備

動力契約を申し込む前に、以下の準備が必要です。電灯契約と違って確認事項が多いため、なるべく早めに準備を進めましょう。

準備内容
動力機器の確認・使用する機器の種類や容量(kW)を確認
・機器の仕様書や銘板で三相200Vの必要性を確認
契約電力の算定・使用する動力機器の総容量や主開閉器容量に基づいて契約電力を決定
・東京電力の「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」で現在の契約電力を確認
供給エリアの確認・東京電力の低圧電力プランは東京電力エリア(関東地方など)で提供している
・エリア外の場合は別の電力会社を検討する必要あり

申し込み手順

東京電力の動力契約(低圧電力)の申し込みは以下のように進めます。

ネットや電話で申し込み

東京電力の法人・低圧契約窓口(0120-995-113/月曜~土曜9:00〜17:00)に問い合わせるか、公式Webサイト「くらしTEPCO web」または「ビジネスTEPCO」から申し込みができます。

個人向けは「くらしTEPCO web」、法人向けは「ビジネスTEPCO」を利用しましょう。

申し込みの際は、必要事項(住所、契約者名、供給地点特定番号など)を入力する必要があります。

でんき工事コーナーでの設備登録

新設の場合は「でんき工事コーナー」で申し込み後、東京電力パワーグリッドの「Web申込システム」で設備情報を登録する必要があります。

現地作業が必要な場合、東京電力パワーグリッドから連絡が入り、立ち会いを求められることがあります。必要に応じて、契約情報照会申込書(Excel形式)や、動力機器の仕様書を提出しましょう。

送電開始

契約や設備登録が完了すると、東京電力パワーグリッドによる送電作業が行われ、指定日に電気の供給が開始されます。なお、電気が利用可能になるタイミングは申し込み内容や工事の有無によって前後する場合があるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。

動力契約 開始 電話番号

東京電力|個人の動力契約に関するよくある質問

東京電力の個人での動力契約に関するよくある質問は、以下のとおりです。

個人の動力契約と法人契約の違いは?

個人の動力契約と法人契約は、必要書類が異なります。法人契約では会社名義での申込や登記簿謄本などの書類が必要になる一方、個人契約は代表者個人の身分証で契約できます。

一般家庭で動力契約を結ぶメリットは?

自宅で工房や業務用機器を運用する場合、電力量料金が安いため電気代を抑えられる可能性があります。ただし基本料金が高いため、電力使用量が少ない場合は割高になることもあります。

申し込みに必要な情報は?

住所、契約者名、供給地点特定番号、使用機器の仕様、契約電力(kW)などが必要です。供給地点特定番号は検針票や「くらしTEPCO web」で確認できます。

動力契約したい時の問い合わせ先は?

電気ガス開始受付センター(0120-911-653)の利用もおすすめです。(東京電力ではありません)専門のスタッフが様々な電力会社から最適なプランを手配してくれるため、楽に手続きしたい方は一度お電話ください。

東京電力の動力契約の解約方法は?

くらしTEPCO webまたはカスタマーセンターで解約手続きが可能です。解約時にはブレーカーを切り、安全確認を行ってください。

動力契約 開始 電話番号

個人の動力契約は電気ガス開始受付センターへ

東京電力の動力契約(低圧電力)は、個人でも契約可能です。

どの電力会社と契約すれば良いかお悩みの方は、電気ガス開始受付センター(0120-911-653)でも動力契約を含めた電気の開通手続きが可能です。新規開通や電力会社の見直しでも利用いただけます。(東京電力ではありません)

受付窓口 電気ガス開始受付センター
電話番号 0120-911-653
受付時間 8:00~20:45(年末年始を除く)
Web受付は24時間受付
※電気ガス開始受付センターは新電力紹介を含む電気やガスの開通専用窓口です。