【2023年7月】九州電力の値上げ情報まとめ!電気料金の値上げ対策やおすすめ新電力会社を紹介!

一部の大手電力会社は、2023年6月1日使用分から電気料金を値上げすると発表を行いました。

では、九州電力の値上げは一体どれくらいだったのでしょうか?本記事では、九州電力の家庭向け低圧プランでの値上げ情報についてわかりやすく解説します。

<本記事を読むとわかること>

  • 九州電力の値上げ幅がわかる
  • 大手電力会社の値上げ幅がわかる
  • 電気料金の値上げ対策がわかる
  • おすすめの新電力会社がわかる

九州電力の値上げ情報と併せて、九州電力に関するよくある質問もまとめています。ぜひ最後までご覧ください。

また、電気代が高いとお悩みの人は電力会社の切り替えを考えるのもおすすめです。

電力会社の切り替えをする際には、でんきガス.net(0120-911-653)へお電話ください。

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※掲載内容は2023年7月時点の情報です。

九州電力の値上げ

九州電力の値上げ情報を以下にまとめました。

九州電力の料金推移

具体的な内容を以下で解説します。

2023年4月1日から託送料金の見直し分が反映

九州電力は2023年4月1日使用分から、託送料金の見直しを反映した電気料金単価の設定を行いました。

一般的な「従量電灯B・契約電力30A・使用電力量250kWhモデル」で計算すると、250円の値上がりとなりました。

旧料金新料金値上がり額
支払額5,526円5,776円+250円
引用:九州電力プレスリリース

託送料金とは、電気を送るための設備の利用料です。託送料金は利用者が負担する仕組みとなっていて、電気料金に含まれます。

また、九州電力の託送料金に関する平均単価は以下のとおりです。

供給電圧旧単価新単価値上がり額
低圧8.74円/kWh9.68円/kWh+0.94円/kWh
引用:九州電力プレスリリース

自由料金プランについても同程度の見直しが行われています。

具体的な金額は以下のとおりです。

■スマートファミリープラン(円、税込)

料金旧単価新単価
基本料金(10アンペアあたり)297.00円316.00円
15kWhをこえ120kWhまで17.54円18.28円
120kWhをこえ300kWhまで23.14円23.88円
300kWh超過分25.04円25.78円
最低月額料金314.79円334.26円
引用:九州電力 自由料金の見直し内容について

■電化でナイト・セレクト(円、税込)

区分料金旧単価新単価
基本料金契約電力が10kW以下の場合1,650.00円1,888.80円
契約電力が10kWを超える場合 15kWまで4,400.00円4,758.20円
契約電力が10kWを超える場合 15kW超過分550.00円/1kVA573.88円/1kVA
電力量料金平日昼間 夏・冬26.92円27.57円
     春・秋24.03円24.68円
休日昼間 夏・冬21.30円21.95円
     春・秋17.90円18.55円
夜間13.29円14.48円
引用:九州電力 自由料金の見直し内容について

2022年11月に値上げ申請を行わなかった

2022年11月以降、大手電力会社6社は経済産業省に値上げ申請を行いました。しかし、九州電力は値上げ申請はせず、見送りとなりました。

2023年1月、九州電力の池辺社長は「原子力発電所の経済的なメリットがあるので、ふんばっていけるところまで頑張りたい」と述べています。(引用:NHK 佐賀NEWS WEB

2022年10月から燃料費調整額の上限撤廃

九州電力は以下の「自由料金プラン」について、2022年10月使用分から燃料費調整額の上限撤廃を行いました。自由料金プランは以下の7種類です。

  • 季時別電灯
  • 時間帯別電灯
  • 深夜電力A・B
  • 第2深夜電力
  • ピークシフト電灯
  • 高負荷率型電灯
  • 低圧季別電力

電気料金の検針票を確認すると、「燃料費調整額」の項目があります。燃料費調整額は、発電に必要な燃料にかかった費用を電気料金に反映するための項目です。

つまり、燃料費調整額の上限が撤廃されたことで、燃料費の高騰が電気料金にダイレクトに反映されることになりました。

九州電力はなぜ値上げを抑えられたのか

ではなぜ、九州電力は値上げを抑えらえたのでしょうか?その理由は、九州電力の電源構成における原子力発電の割合の高さによるものです。

九州電力の電源構成

引用:九州電力

原子力発電の割合が高いため、他社よりも燃料費の高騰による影響が少ないといえます。

今後値上げになるのか?

2023年7月現在、九州電力が値上げするという情報は確認できていません。

一方で、九州電力2023年3月の決算では564億円の損失となったことが発表されています。

今後の動向に注目しておきましょう。

大手電力会社はどれくらいの値上げになった?

九州電力以外の大手電力会社7社は、2023年6月1日より電気料金の値上げを行いました。では、どれくらいの値上げを行ったのでしょうか。

値上げ情報を以下にまとめました。

北海道電力の値上げ幅

北海道電力の値上げ幅は「22.6%」となりました。(従量電灯B:30A契約:230kWh/月モデル)

また、電力量料金は「7.81円/kWh」の値上がりです。

北海道電力の値上げ幅

引用:北海道電力

東北電力の値上げ幅

東北電力の値上げ幅は「25.27%」となりました。(従量電灯B:30A契約:260kWh/月モデル)

また、電力量料金は「8.31円/kWh」の値上がりです。

東北電力の値上げ幅

引用:東北電力

東京電力エナジーパートナーの値上げ幅

東京電力エナジーパートナーの値上げ幅は、大手電力会社の中でも最小の「12.9%」となりました。(従量電灯B:30A契約:260kWh/月モデル)

電力量料金としても、「4.96円/kWh」の値上げ幅となり、大手電力会社の中では低い水準です。

東京電力の値上げ幅

引用:東京電力エナジーパートナー

北陸電力の値上げ幅

北陸電力の値上げ幅は、大手電力会社の中で最大の、平均「39.7%」となりました。

「従量電灯B:30A契約:230kWh/月モデル」で計算すると、電気料金は月額+2,548円の負担になります。これはかなり厳しい値上げです。

また、電力量料金としては「10.84円/kWh」の値上げとなりました。

電力量料金旧単価新単価
15kWhをこえ120kWhまで19.99円30.83円
120kWhをこえ300kWhまで23.88円34.72円
300kWh超過分25.59円36.43円
引用:北陸電力

中国電力の値上げ幅

中国電力の値上げ幅は「27.54%」となりました。(従量電灯A:260kWh/月モデル)

また、電力量料金は「8.18円/kWh」の値上がりです。

中国電力の値上げ幅

引用:中国電力

四国電力の値上げ幅

四国電力の値上げ幅は「29.2%」となりました。これは大手電力会社の中で、2番目に高い値上げ幅です。

「従量電灯A:260kWh/月モデル」で計算すると、電気料金は月額+2,155円の負担になります。

また、電力量料金は「7.74円/kWh」の値上がりです。

電力量料金旧単価新単価
15kWhをこえ120kWhまで22.92円30.66円
120kWhをこえ300kWhまで29.54円37.28円
300kWh超過分33.05円40.79円
引用:四国電力

沖縄電力の値上げ幅

沖縄電力の場合、最終的には「約2.7%」の値下げとなりました。ただし、本来の値上げ幅としては「11.4%」でした。(月額料金8,314円:260kWh/月モデル)

この値下げは、国が行った「電気・ガス価格激変緩和対策事業」と、沖縄県独自の「沖縄県電気料金高騰緊急対策事業」によるものです。

沖縄電力の値上げ幅

引用:沖縄電力

値上げとなった理由

ではなぜ、大手電力会社は値上げに踏み切ったのでしょうか。主な理由は以下の3つです。

  • ロシアのウクライナ侵攻によるLPGの高騰
  • 電力市場価格の高騰
  • 電力会社の経常損益の赤字

燃料輸入価格の推移

燃料輸入価格の推移

引用:経済産業庁 スペシャルコンテンツ

燃料輸入価格を見てみると、大きく値上がりしているのがわかります。とくに石炭は、最大で2.8倍もの価格高騰となりました。

赤字経営が続いていた大手電力会社では、値上げせざるをえない状況でした。

値上げしなかった電力会社は?

一方で、以下の2社は値上げを行いませんでした。

<値上げを行わなかった電力会社>

  • 関西電力
  • 中部電力ミライズ

値上げしなかった理由

ではなぜ、上記2社は値上げしなかったのでしょうか。

関西電力は九州電力同様、原子力発電の割合が高いです。そのため、燃料費高騰の影響を受けにくいということが考えられます。

また、中部電力ミライズは2022年12月分より燃料費調整額の条件を廃止し、燃料費調整額の値上げを行っていました。そして、中部電力ミライズの2023年度決算では黒字化となったため、2023年6月の値上げ申請は行わなかったと推測されます。

電気料金の値上げ対策は?

電気料金の値上げ対策はどのようにすればいいのでしょうか。3つのポイントに絞って解説します。

節電を心がける

まずは基本の節電を心がけましょう。

日常生活で、どの電化製品が一番電力消費をするのか、そこを意識することから始めましょう。

家庭における電化製品の一日での電力消費割合

引用:省エネポータルサイト

家庭における消費電力の割合は、エアコン・冷蔵庫・照明が多くを占めています。

エアコンは、扇風機と併用することで空気が循環します。過ごしやすい温度になるまで扇風機やサーキュレーターを上手に利用しましょう。

また、冷蔵庫の開け閉めの回数を減らし、照明をこまめに消すことで節電につながります。

キャンペーンやセット割を利用する

電力会社では、様々なキャンペーンやセット割が用意されています。

例えば、新電力会社の「Looopでんき」では、これまでに電気料金に応じて還元されるキャンペーンや割引を受けられるキャンペーンなどを開催しています。

電力会社が行っているキャンペーンを上手に利用しましょう。

新電力会社と契約する

2016年4月に行われた電力自由化で、多くの企業が電力販売事業を開始しました。一般的に新電力会社と呼ばれています。

電気料金を自由に設定できるようになったことで、より家庭に合った料金プランを選べるようになったのが大きなメリットです。

おすすめの新電力会社を次項で紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

九州電力から切り替えるのにおすすめの新電力会社

九州電力から切り替えるのにおすすめの新電力会社をご紹介します。

新日本エネルギー

新日本エネルギー

新日本エネルギーは、地域の皆様にお得な電気を!をモットーに、全国(沖縄と一部離島を除く)で電気供給をしています。提供元の株式会社NEXT ONEは、電気事業のほかにも情報通信事業やモバイル事業を行っています。

<おすすめポイント>

  • 全国(沖縄と一部離島を除く)で供給可能
  • 電気量料金の2段階目以降は地域電力よりもお得な設定になっている

電気料金はお得な設定になっていますが、基本料金や燃料調整費を含む金額を詳しく知りたい方は、直接新日本エネルギーに問い合わせすることをおすすめします。

Looopでんき

Looopでんき

Looopでんきは、市場連動型を取り入れた再生可能エネルギーによる環境に優しい電力を提供している会社です。誕生したきっかけは東日本大震災の被災地に太陽光発電を設置するボランティア活動です。

<おすすめポイント>

  • オール電化にも対応している
  • ピークシフト(30分ごとに料金単価が変動する仕組み)

オール電化にも対応しているため、オール電化住宅にお住まいの方におすすめです。

またLooopでんき独自の料金プランを提供していて、時間帯によって電気料金の単価が変動します。新しいサービスを利用したい方にもおすすめです。

九州電力に関するよくある質問

九州電力に関するよくある質問をまとめました。

九州電力への問い合わせ方法は?

九州電力へ問い合わせする際は、最寄りの営業所までご連絡ください。最寄りの営業所は、下記のページよりご確認いただけます。

九州電力 営業所お問い合わせ先一覧

九州電力の供給エリアは?

九州電力の供給エリアは以下の7県です。

・福岡県
・佐賀県
・長崎県
・大分県
・熊本県
・宮崎県
・鹿児島県

九州電力を解約するには?

九州電力を解約する場合、電話・インターネット申し込みの2つの方法があります。申し込みページは以下のとおりです。

▼電話にて解約
配電事業所お問い合わせ先一覧ページ
最寄りの事業所までご連絡ください。

▼ホームページで解約
ご使用停止の申し込みページ

申し込みの際、「お客様番号」を入力する必要があります。お客様番号は、検針票に載っていますので確認しておきましょう。
また、別の電力会社に切り替える場合、九州電力への解約連絡の必要はありません。

九州電力で解約金はかかる?

基本的に解約金はかかりません。しかし、2年契約プランの場合は割引額の分、清算が必要になる場合がありますのでご注意ください。

九州電力からの切り替えは「でんきガス.net」がおすすめ

ここまで、九州電力の値上げ情報について解説してきました。以下、本記事のまとめです。

<本記事のまとめ>

  • 九州電力は、2023年6月使用分からの値上げはしていない
  • 2023年4月より、託送料金見直し分の値上げをしていた
  • 値上げしなかった理由は、原子力発電の割合が高いため
  • エアコン・冷蔵庫・照明の節電対策で電気代を節約しよう
  • おすすめ新電力会社は「新日本エネルギー」「Looopでんき」

大手電力会社以外にも、多くの新電力会社が電力サービスを提供しています。

この機会に、自分にぴったりの電力会社に乗り換えてみてはいかがで

しょうか。

また、九州電力からどの電力会社に乗り換えればよいのかお悩みの方は、でんきガス.net(0120-911-653)の利用がおすすめです。

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