
ダブルベッドの引っ越し費用はいくら?料金相場や解体・組み立てのポイントを解説
引っ越しを機にダブルベッドを持っていくか?あるいは買い替えるか?悩みどころですね。
できれば今あるダブルベッドを新居に持っていきたいものですが、ダブルベッドの運搬は無料なのか有料なのか、自分達で運搬する場合はどうすればいいのかなど、さまざまな疑問があると思います。
<この記事で分かること>
- 引っ越し時のダブルベットの扱い方
- 引っ越し業者の対応
- 自分たちで運搬する場合の手順
目次
解体必須?ダブルベッドを引っ越し先へ持っていくには
ダブルベットは大型家具なのでそのままの運搬はできません。マットレスに関しては分解不可能ですが、ベッドフレームは引っ越し前に一度解体し、新居に運搬してから再度組み立てる必要があります。
そしてダブルベッドの引っ越し方法は解体・再組み立てを引っ越し業者に依頼するか、自分たちで行うか、どちらか選ばなければいけません。
引っ越し業者に解体・再組み立てを依頼する
引っ越し業者にダブルベッドの解体・再組み立てを依頼するメリットはやはり「手間がかからない」ことです。引っ越し前の解体から運搬、新居での再組み立てまでスタッフが全て行ってくれるので、ダブルベットを楽に引っ越しできます。
ただし、引っ越し業者に依頼するとダブルベットの解体・再組み立て費用が発生するケースがほとんどです。解体・再組み立てが難しいダブルベッドは対応を断られる場合もあるので、引っ越し見積もり時に「ダブルベットの解体・再組み立てをやってほしい」としっかり伝えましょう。
自分たちで解体して引っ越し先で再組み立てする
ダブルベッドの解体・再組み立ては、そもそも難しい作業ではないので自分たちで行うこともできます。たとえば組み立て方法がシンプルなものは自分たちでも問題なく解体・再組み立てできます。
自分たちでダブルベッドを解体・再組み立てすると費用がかからないので、引っ越し料金を安く済ませられるのが大きなメリットです。ただし、難しい作業ではないとは言っても大型家具なので、時間も力も必要です。
ダブルベットの解体・再組み立てを依頼した場合の費用相場

ダブルベットの解体・再組み立てを引っ越し業者に依頼した場合、どれくらいの費用がかかるのか気になりますね。そこで、解体・再組み立ての費用相場についてご紹介します。
解体・再組み立ての費用相場は5,000~12,000円
引っ越し業者にダブルベッドの解体・再組み立てを依頼すると一般的に、解体2,000〜6,000円、再組み立て3,000〜6,000円の費用がかかります。つまり解体・再組み立てを引っ越し業者に依頼すると5,000〜12,000円の費用がかかると考えてください。
ただし、IKEAのダブルベッドなど特定の家具の解体・再組み立てに対応していない引っ越し業者もあります。とりわけIKEA家具は敬遠されており、引っ越し業者によって対応可否が分かれるので事前に確認を忘れないでください。
無料で解体・再組み立てを請け負ってくれる業者も
実は、無料でダブルベッドの解体・再組み立てを請け負ってくれる引っ越し業者も多数存在します。厳密に言えば「ダブルベッドの解体・再組み立て費用が引っ越し費用に含まれている」ので、別途費用が発生しないというわけです。
ちなみに以下の引っ越し業者ではダブルベッドの解体・再組み立てが無料となっています。
- アート引越センター
- アップル引越センター
- サカイ引越センター
- ハート引越センター
- 日通(単身パックでは有料)
運搬費用は有料な場合があるので要注意!
ダブルベッドは大型家具なので、解体・再組み立ては無料であっても規定の引っ越し容量を超えてしまい、運搬費用が有料になる可能性があります。
たとえば日通の単身パックではベッドが別送品扱いになるので、解体・再組み立て費用がかかるだけでなく運搬距離に応じて追加料金が加算されるので注意してください。ダブルベッドの引っ越しでは、規定の引っ越し容量にきちんと収まるかどうかも事前に確認しておきましょう。
引っ越し業者がダブルベッドを運搬する流れ
引っ越し業者にダブルベッドの解体・再組み立てを依頼した場合、引っ越し当日にスタッフが解体・運搬・再組み立てまで行ってくれます。
その際の注意点としてまず、ベッドの完成状態をスマートフォンカメラなどで撮影しておきましょう。再組み立ての際に元の状態に戻っているかどうかを確認するためです。また、ダブルベッドの取扱説明書があればスタッフが参考にできるよう用意しておいてください。
大まかな流れとしてはベッドマットレスを保護した上で搬出し、次にベッドフレームの解体に取り掛かります。解体した部品を搬出し、ダブルベッドを運搬してから新居にて再度組み立てます。ベッドフレームの再組み立てが完了したらベッドマットレスを搬入し、ダブルベッドの引っ越し完了です。
ただしこのとき、ベッドマットレスの搬入が「吊り上げ」になる可能性もあることを認識しておきましょう。
ダブルベッドの吊り上げが必要な場合、別料金が発生する
引っ越しにおける「吊り上げ」とは、搬入物が2階以上の場所へ搬入ができない場合に取られる方法です。ダブルベッドはマットレスのサイズが大きいことから、階段やエレベーターを使った2階以上への搬入が難しい場合があります。
一軒家では「コの字型」に曲がった折り返し階段において、ダブルベッドのマットレスが搬入できない可能性が高いでしょう。

マンションのエレベーターにおいても、入口や内部が小さい場合はダブルベッドのマットレスを搬入できません。階段での搬入も難しい場合は吊り上げにて対応することになります。
吊り上げ費用は引っ越し業者にもよりますが、2階への吊り上げなら10,000〜30,000円が相場です。何名で吊り上げるか?手作業かユニック車を使うか?によって費用が変わり、新居の状態に応じて引っ越し業者が判断します。
3階以上にダブルベッドを釣り上げるとなると手作業では難しく、クレーン車を使う場合があります。クレーン車による吊り上げでは50,000円以上の費用がかかるケースが多いので、事前に引っ越し業者に確認しておきましょう。
自分たちでダブルベッドを解体・再組み立てする方法

「ダブルベッドを自分たちで解体・組み立てしよう!」と決意したら、用意すべき工具・道具や知っておくべき手順などがあります。ここでは自分たちでダブルベッドを解体・再組み立てする方法を詳しく解説するので、予備知識として参考にしてください。
必ず用意しておきたい工具・道具
ダブルベッドの解体・再組み立てに際し、以下の道具・工具は必ず用意しておきましょう。
- プラスドライバー
- 六角レンチ
- 小さい部品を入れる袋
- フレームをまとめる紐や養生テープ
- フレームを包む緩衝材
- ダブルベッドの取扱説明書
プラスドライバーに関してはいくつかサイズを用意できると尚良いです。1つのダブルベッドに異なるサイズのネジが使われている場合もあるので、サイズ違いのプラスドライバーがあるとスムーズに作業できます。
六角レンチに関してもサイズ違いのものを用意しましょう。ダブルベッド購入時に付属されていた六角レンチを紛失した場合は、ホームセンターや100円ショップで複数サイズがセットになったものを購入しましょう。
あると便利!解体・再組み立てが捗る工具・道具
以下の工具・道具があると、ダブルベッドの解体・再組み立てがよりスムーズに行えます。
- 電動ドライバー
- ラバーハンマー
- 大きめ薄手のマット
電動ドライバー
ダブルベッドの解体・再組み立てを素早く行いたいなら電動ドライバーは必須です。通常のドライバーでは思い切り力を入れないとネジが回らないことが多く、全てのネジを取り外すだけで重労働です。電動ドライバーがあればネジを緩めるのも締めるのもボタンひとつなので、作業がだいぶ楽になります。
ダブルベッドなど、家具の解体・再組み立てや一般家庭での用途を想定する場合は、ガンタイプではなくボールグリップタイプのものをおすすめします。通常のドライバーのように扱えるので、狭い場所でも電動ドライバー本体が邪魔になりませんし、収納スペースも最小限ですみます。
また、ダブルベッドの解体・再組み立てならそこまで強いトルクは必要ないので、ボールグリップタイプで十分作業が捗ります。
ラバーハンマー
ラバーハンマーはベッドフレームが組子式になっている部分や、IKEA家具のように木材ネジを使用している部分の切り離しに使います。ヘッドに鉄を使っているハンマーはベッドフレームを傷つける可能性が高いので、ラバーハンマーをお勧めします。
大きめ薄手のマット
大きめの薄手のマットは作業時に床を傷つけないためのものです。必要に応じて用意してください。
ダブルベッドの解体方法
- ベッドマットレスと外し、傷がつかないようカバーをかける
- ベッドフレームに足があれば外す(ネジ式のものがほとんど)
- 大きめ薄手のマットを敷いて床が傷つくのを防ぐ
- ベッドフレームに取り付けられたネジを外す
- 外したネジはタイプごとに小さい袋に入れる
- 分解したベッドフレームはサイズごとに紐で縛る
- 縛ったベッドフレームを薄手のマットで包む
以上がダブルベッドの解体方法です。手順としてはシンプルですが、大切なポイントがあります。それはベッドフレームのネジを外す際は「1つずつ完全に外す」のではなく、「1つずつ緩めながら外す」ということです。
たとえば4つのネジがボックス型に配置されている場合、次のような順序でネジを少しずつ緩めて外していきます。

上記のケースで1〜3番のネジだけを完全に外してしまうと、4番に負荷が集中してベッドフレームを傷つけたり、ネジ穴が曲がってしまう可能性があります。これは解体だけでなく再組み立てでも同じことが言えるので、ネジを締める場合も全体を少しずつ絞めていきましょう。
ダブルベッドの再組み立て方法
- ベッドフレームの包みを解く
- ベッドフレームを完成形に合わせる(まだネジを締めない)
- ベッドフレームの組み合わせに間違いがないかを確認する
- ベッドフレームのネジを締める
- ネジに締め忘れがないか、ネジがきつく締められているかを確認する
- ベッドフレームの足を取り付ける
- ダブルベッドの位置を決める
- 床に掃除をする
- ベッドマットレスを取り付ける
基本的には解体手順を逆に辿ります。ただし「ネジに締め」や「締めが緩い」など解体時には起きないミスが考えられるので、チェックしながら再組み立てを進めましょう。ベッドフレームが完成するとクズゴミが落ちていることが多いので、一度清掃をしてからベッドマットレスを取り付けましょう。
自分たちで解体・再組み立てする場合の注意点
ダブルベッドを自分たちで解体・組み立てする場合は、引っ越し前住居や新居の床や壁を傷つけないよう十分に注意してください。
ベッドマットレスもベッドフレームもそれないの重量があり、大型家具なので扱いは難しいものです。引っ越し業者のスタッフなら解体・再組み立てに慣れているので1人で行う場合が多いですが、自分たちで作業をするときは必ず2人以上で行いましょう。
また、木ネジを多く使ったベッドフレームの中には解体・再組み立てを想定しないものが多く、再び組み立てた際に安定感がなくなる可能性があります。組み立てるときは安定感を確認しながら作業し、最終的に大人が寝そべっても問題ないかを確認しましょう。

ベッドの引っ越し時に気を付けること
家具の中でもとりわけ大きいベッドは、そのまま運べないことがほとんどです。
小さくして運びやすくするための解体と、引っ越し先での再組み立てが必要です。
それぞれの作業時の注意点を確認して、安全に作業をしましょう。
解体時に気を付けること
主に以下の4つに注意しましょう。
- 部品の紛失
- さびなどで固まったネジは無理やり外さない
- フレームは力任せに取らない
- 作業時は十分なスペースを確保
再組立て時に気を付けること
解体時と共通する部分も含め、以下に注意して作業をしましょう。
- 組み立て前に部品の確認
- ネジ止めの順番に注意して、少しずつ締める
- 1人で組み立てる際は、フレーム下に本などを積み平行に保つ
- 作業時は十分なスペースを確保
【量販店別】ベッドの解体・再組い立て容易さの違い
ニトリ
ニトリ ダブルベッドフレーム(アニカ/MBR)

組み立て状態だと、玄関は通れても階段が登れない可能性があります。
階段を通る場合は、一度ベッドを解体することをおすすめします。
状態 | 幅(㎝) | 奥行(㎝) | 高さ(㎝) |
---|---|---|---|
完成時 | 147.5 | 218 | 100 |
梱包1 | 155 | 109 | 21.5 |
梱包2 | 205 | 39 | 21.5 |
ニトリ ダブルベッドフレーム(OPグランFヨコ 浅型/DBR)

よほど大きな家でない限り、そのままの状態ではエレベーター、玄関、階段から入らない可能性が高いです。解体して小さくする必要があります。
状態 | 幅(㎝) | 奥行(㎝) | 高さ(㎝) |
---|---|---|---|
完成時 | 142 | 206 | 88 |
梱包1 | 6 | 60 | 3 |
梱包2 | 148 | 93 | 12 |
梱包3 | 136 | 28 | 19 |
梱包4 | 198 | 29 | 11 |
梱包5 | 206 | 79 | 12 |
IKEA


IKEAのベッドは「木ネジ」を使用しているため、再組み立てをするとネジ穴がゆるみ、強度が保てないことがあります。そのため、解体や組み立てを断る業者もいるようです。
状態 | 幅(㎝) | 奥行(㎝) | 高さ(㎝) |
---|---|---|---|
完成時 | 153 | 207 | 95 |
梱包1 | 51 | 166 | 6 |
梱包2 | 28 | 206 | 9 |
梱包3 | 40 | 147 | 7 |
梱包4 | 7 | 139 | 6 |
梱包5 | 20 | 70 | 5 |
やっぱりダブルベッドを買い替えたい!今あるベッドの処分方法
「今あるダブルベッドは古くなってきたし引っ越しを機に買い替えたい!」という方も多いでしょう。その場合、今のダブルベッドを処分した上で新しいダブルベッドを新居に持ち込まなければいけません。問題はダブルベッドの処分方法です。
ここでは6つの方法をご紹介するので、自分たちにマッチした方法でダブルベッドを処分しましょう。
メルカリやジモティーなどで販売・譲渡する
メルカリやジモティなど、いわゆるフリマサービスを活用してダブルベッドを販売または譲渡する方法です。
メルカリ
メルカリでは「たのメル便」と呼ばれる、ヤマトホームコンビニエンスとの共同配送サービスが利用できます。ダブルベッドのサイズがフレーム+マットレス合わせて450cm以内なら、解体・再組み立て不要で配送してくれるサービスです。
料金は400cmまでで25,400円、450cmまでで33,000円なので少々割高ですが、ダブルベッドを処分できるなら利益はなくて良いと考える方は配送料金に応じて値段設定をすれば実質無料で処分できます。
ジモティー
ジモティーは直接的な譲渡を想定したサービスです。値段をつけることもできますが、多くの物品は無料で取引されています。直接譲渡に抵抗がある方はメルカリや、他の処分方法を検討しましょう。
新しいベッドの購入先に引き取ってもらう
新居に持ち込む新しいベッドを購入する際に、今あるダブルベッドを購入先が引き取ってくれるケースもあります。これは家具ショップによって対応可否が異なるので事前に確認しておきましょう。
また、有料での引き取りになる場合もあるので、引き取り料金も含めた確認を忘れないでください。
引っ越し業者に引き取ってもらう
不要になったダブルベッドは引っ越し業者が引き取ってくれる場合もあります。引っ越し業者によって無料での引き取り、あるいは買取りと対応方法が異なるので営業とのやり取りの際に事前確認しましょう。
また、引っ越し業者が買い取ってくれる場合はより高く買い取ってもらえる方が引っ越し料金が安くなるので、複数業者に見積もりを取ることをお勧めします。
リサイクルショップへ持っていく
ダブルベッドを買い取ってくれるリサイクルショップも多いので、お近くのショップに問い合わせてみましょう。出張買取サービスを利用すれば運搬の手間がないので便利です。
ただし、ダブルベッドの種類によっては買取不可の場合があります。たとえば買い取っても再販できないようなダブルベッド、特定のブランドのダブルベッドなどです。北欧系ブランドのダブルベッドは買取を拒否されるケースが多いので、事前の問い合わせで確認してください。
自治体の粗大ゴミ回収に出す
自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用する方法もあります。一般的には粗大ゴミを回収してもらうための料金を支払い、所定の日にダブルベッドを自宅前に置いておきます。料金も割安なので、低コストで処分できるのがメリットです。
ただし、自治体が定める「粗大ゴミ回収の日」にならないと回収されないのが難点と言えます。粗大ゴミ回収が2週間に1回となると、引っ越しのタイミングと合わない場合もあるので事前に確認しておきましょう。
廃品回収業者に依頼する
ダブルベッドの処分は、お住まいの地域でサービス展開している廃品回収業者に依頼することもできます。地域、業者、物品によって料金が異なりますが、安いところでは2,000〜3,000円ほどで引き取ってくれる場合もあるので、一度問い合わせていましょう。
廃品回収業者によっては10,000円以上かかるケースもあります。ただし依頼すればすぐに回収に来てくれるので、引っ越しのタイミングに合わせられるのがメリットです。

引っ越し時のライフライン手続きはでんきガス.netを利用する
ダブルベッドは大型家具なので、解体・再組み立てや処分にお金がかかることが多々あります。したがって「今あるダブルベッドを持って行くか買い替えるか」の判断を行った上で、その後の方法について検討しましょう。引っ越し業者に解体・再組み立てをするのも、自分たちで解体・再組み立てをするのも、どちらもメリットデメリットがあります。それらを踏まえて「自分たちに最適な方法」を見つけるための一助になったのなら幸いです。
また、引っ越し時にはライフラインの手続きも必要です。電気やガスの手続きが面倒な方はでんきガス.net(0120-911-653)へお電話ください。でんきガス.netなら、何度も電話しなくても電気やガス・インターネットの手続きが一括で完了します。引越しの負担を軽くしたい方はぜひお電話してみてくださいね。
受付窓口 | でんきガス.net |
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電話番号 | 0120-911-653 |
受付時間 | 午前8時~午後20時45分(年末年始を除く)
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